狼と香辛料アニメレビュー


狼と香辛料 DVD
出演:小清水亜美 /福山 潤 /中原麻衣 /名塚佳織 /大塚芳忠 /浪川大輔 /堀内賢雄
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『わっちの名前はホロ。良い名前じゃろ』

アニメ大全集レビュー62

『狼と香辛料』(おおかみとこうしんりょう)は、電撃文庫から刊行されている支倉凍砂のライトノベル。
また、これを原作として漫画、テレビアニメ作品があります。
アニメは、2008年に全13話放送されました。

2005年に開催された第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品、宝島社の『このライトノベルがすごい!2007』において2006年度の作品部門で第1位、キャラクター女性部門でもヒロインのホロが第1位を獲得する人気作品です。
2008年5月現在、シリーズ累計発行部数は170万部を超えています。


●狼と香辛料ストーリー

パスロエの村では狼の姿をした豊作の神『ホロ』を祭る収穫祭が行われようとしていた。
行商人のロレンスは麦の売買で村を訪れたのだが、取引きを担っているクロエと交渉する機会を逸してしまい、仕方なく村を後にする。

床に就くため荷馬車に入ろうとしたロレンスだが、狼のような耳と尻尾を持つ少女が忍び込んでいた。
彼女は自らを、豊作を司る神ホロだと名乗った。
本当に狼の化身であることを見せられたロレンスは、故郷に帰りたいと願うホロを、旅の道連れとすることになる。


 狼と香辛料で始めに目を惹くはヒロインのホロです。
巨大な狼と化身であることもそうですが、『わっち(私)』『ぬし(貴方)』『〜ありんす』などの独特の言葉使い、自らを賢狼というだけあって頭の回転も早く、駆け引きや会話の場面などで楽しませてくれます。
特に、ロレンスとホロが二人で行う会話は、ユニークな禅問答のような知的な印象を与えます。(ちなみにタイトルの狼と香辛料は、狼がホロで香辛料はロレンスのことみたいです。香辛料のようにスパイスの効いた男という意味でしょうか?)
ちなみにホロが使う言葉は、廓詞(くるわことば)といって江戸時代、遊郭で遊女が使用していた言葉使いらしいです。


また狼と香辛料では、中世ヨーロッパ風の舞台にしたファンタジー作品ですが、『剣も魔法もない商売をメインにしたストーリー』という今までにない形の作品となっています。
特に、商取引での場面はリアルに描かれていて、現実のビジネスシーンや投資シーンで見られる場面があります。

例えば、ロレンスと商会が行う取引で、商会側がロレンスの将来性・また商人の実力を認め、今後もロレンスといい関係が築けるように取引金額を上乗せする場面は、現実のビジネスの場面でもよく見られるシーンです。
また、ロレンスが大きく稼ぐため、財産の倍になる商品を信用買いで購入する場面などは、FXのレバレッジを効かせた信用取引と同じやり方です。
作者の支倉凍砂も株をやっているみたいなので、その辺りを狼と香辛料では取り入れてるみたいです。

ファンタジー、狼と人、そして商売、狼と香辛料はそれぞれをうまく組み合わせた新しい形の作品です。

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