我が家のお稲荷さま。アニメレビュー


我が家のお稲荷さま。 DVD
出演:ゆかな /中村悠一 /早見沙織 /水島大宙 /嶋村侑 /宮本充 /堀江由衣 /鹿野優以 /伊藤静
⇒詳しい情報はこちらをクリック!

我が家のお稲荷さま。名言
『バトル大盛り!コメディー特盛り!!
妖怪・天狐(てんこ)盛り!!!』

アニメ大全集レビュー96

『我が家のお稲荷さま。』(わがやのおいなりさま。)は、電撃文庫で刊行されている柴村仁/著、放電映像/イラストのライトノベル作品、またそれを原作としてアニメ作品です。
原作小説は、第10回電撃小説大賞・金賞受賞作品にして作者のデビュー作となっています。
アニメは、2008年4月から全24話放送されました。


●我が家のお稲荷さま。ストーリー

その昔、一匹の大霊狐・天狐空幻(てんこ くうげん)が三槌家の守り神に祀り上げられた。
しかし、度を越したいたずら好きの性格が災いし、業を煮やした三槌の司祭に裏山の祠に封印しまうのだった。

それから数百年後のある日、三槌家の血を引く高上家の次男・透の身に三槌家の力を狙う妖怪の魔の手が迫っていた。
その危機を救うため三槌家は数百年に渡って封じ込めた天狐空幻の封を解き、空幻は見事に事件を解決した・・・のだが、その物腰は畏怖された伝説とは裏腹に軽薄そのもの。
再び封じられるはずだった空幻は、その軽いノリで高上家の守り神として居着くこととなる。
また、透に『クー』という愛称を命名された空幻と共に、透を護る三槌家の護り女・コウも加わり、透と三槌家現当主になる兄の高上昇はこの出来事を機会に、次々と摩訶不思議な出来事に巻き込まれていくのだった・・・。


 『我が家のお稲荷さま。』は、透や昇の身に起こった騒動をクー、時にはコウも加わって解決していくといった話しです。(たまにクーが騒動を起こすこともありますが)
『我が家のお稲荷さま。』の世界観は、現代社会に妖怪や神様が普通に紛れて生活しているという設定の作品です。
妖怪は『ゲゲゲの鬼太郎』などに代表されるようなベタなイメージの妖怪だけじゃなく、人間に危害は加えず、人間社会に順応して生活している妖怪もたくさんいるというおもしろい世界観になっています。
ちなみに、妖怪が人間社会で行っている職業は、学生・用務員・シスター・質屋などごくごく普通の職業に就いている妖怪がほとんどです。
また、悪事を行う妖怪も大々的に行うのではなく、極力人間に見付からないように隠れて行うことがほとんどです。

神族と呼ばれる神様も土地神や橋神、付喪神(つくもがみ)など妖怪と同じように様々な種類の神様がいて、ベタな神社経営?からコンビにオーナー、ケーキショップ経営など職業の方もこれまた妖怪に負けず多種多様です。

そういった個性的な妖怪や神様達の中でも、特にキャラが際立っているのが、高上家居座っている『クー』と『コウ』の二人?です。

まず天狐空幻ことクーは、性別がありません。
一応、一人称は『俺』ですが長い時間を生きる間に性別がどっちだったか忘れたとのことで、人間の姿に化けるときの性別選択は自由で男にも女にもなれます。
ただし、人間社会では女の姿をしていたほうが何かと得をすることに気づいたらしく、女性の姿をとることが多くなっています。
ちなみに人間の姿に化けると、男女どちらでも鮮やかな金髪をなびかせる絶世の美形となります。
長命の妖怪に相応しく実力も高く、地の利がある土地神(土地神は自分の土地では力が増す)とすら五分以上に戦う実力があります。

非常事態以外の普段は、家でゴロゴロしつつ『食う』『寝る』『ねだる』を繰り返すだらけた生活を送っている役立たずで大喰らいの居候。
また、何かをねだるときはわざわざ女性の姿となって猫なで声を上げるタチの悪さもあります。
しかし、守り神としては優秀かつ勤勉で、常に労を惜しむことなく高上兄弟に訪れるピンチを防いだり解決し、二人のことを本気で心配する優しい性格の持ち主でもあります。

コウは、基本的に謎が多い人物です。
まず苗字がありません。(現段階では判明していない)
昇と同じ年くらいなのに学校に通っていません。(昇は高校生)
常に巫女服をまとっています。
親兄弟が一切登場せず、またそれに関わる会話も一切しません。
人間であるようですが、体内で『蛟(竜族)』を飼っているという変わった存在です。(妖怪や神は複数出てくるがコウのような存在は他に出てきていない)
三槌家に仕える『護り女(まもりめ)』ということですが、三槌家の親戚か何かなどの説明なども今のところは一切出てきていません。
なお、『コウ』は漢字で『蛟』(ミズチ)と書きます。

基本的に戦闘以外は全て不器用で世間知らず。
最初の頃はお金の数え方も知らない有様でした。
喋ったり、表情に表したりする感情表現も不器用で、ボキャブラリー不足のためか説明も大の苦手で、擬音やジェスチャーを多用して何とか物事を説明しますが、彼女の説明でそれを理解するのはほとんど不可能です。
反面、専門とする五行術の説明はやたらと流暢かつ正確。
クー違い一応高上家の家事全般を手伝っていますが、その不器用さ加減のため、逆に家事全般を行っている昇の足を引っ張っています。

『我が家のお稲荷さま。』は、妖怪との戦闘以外は基本的にコメディ路線で話しが進み、クーやコウが巻き起こす騒動に高上兄弟(特に昇)の苦労する場面が笑えます。
あと、アニメ版では原作小説版にはない、昇の同級生・佐倉美咲(さくら みさき)の毎度毎度の行われるコミカルな動き、一人妄想芝居はなかなか見物です。

⇒我が家のお稲荷さま。DVDアニメレビュー・口コミ情報
を見たい方はこちらをクリック!