RD 潜脳調査室 DVD
出演:森功至 /沖佳苗 /高橋広樹 /川澄綾子 /藤原啓治 /渡辺明乃 /野中藍 /鶴ひろみ⇒詳しい情報はこちらをクリック!
RD 潜脳調査室名言
『私はほんの少し眠っていただけなんですがね・・・』
アニメ大全集レビュー100
『RD 潜脳調査室』(アールディー せんのうちょうさしつ)は、プロダクションI.G・士郎正宗共同原作のテレビアニメ作品です。
『RD』は『Real Drive』の略。
アニメは、2008年4月から全26話放送されました。
●RD 潜脳調査室ストーリー
2012年、海上都市・人工島は建設半ばで『海が燃える現象』に遭い崩壊した。
その近海での観測実験の最中に、現象に遭遇したフリーダイバー・波留真理(はるまさみち)は眠り続けることとなり、目覚めたときに肉体は老い、精神は事故当時のまま50年もの時が経過していた・・・。
そして2061年、人間がネット社会を構築して50年。
人間同士が意識で繋がることができる理想実現を期待されたネット社会だったが、個人情報の流出、情報の改竄など、新たな社会問題が現象化しているにも関らず、人は尚、取り交わされる情報をネットに依存し、ネットからの離脱を選択することはできなかった。
その結果、セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ、メタ・リアル・ネットワーク(略してメタル)が完成、人々の生活へと浸透していった。
しかしその結果、人は安全なメタルの中で本能を解放し、爆発させることを憶えた。
だが、人が生きている舞台は規律で縛られた現実世界である。
二つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが在らざる歪みとなって世界に現れはじめていた。
そうした歪みの原因を調査、究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は電脳ダイバーと呼んだ。
ヒロイン・蒼井ミナモと共にある事件を解決した波留は、電理研の特殊調査員として、再びダイバーとしての道を歩むことになるのだった。
『RD 潜脳調査室』は、同じプロダクションI.Gと士郎正宗による『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズと共通の設定が登場しますが、少なくとも物語上の続編ではなく、『攻殻機動隊』の世界観の先にある未来の世界を見せる作品を目指す、言わば『姉妹編』的作品となっています。
更なるネットの進化の形メタリアル・ネットワーク通称『メタル』の存在がまず目を惹きます。
そのメタルの発達により、『現実世界ではなく、仮想世界の中に生きる』という選択を得た人々が、自らの理想世界に『ひきこもる』状態が通常となりつつある時代設定は、今の日本社会にリンクする部分があると思います。
また、メタルなどの使用にあたり、電脳化が普及した未来都市の生活感や空気感もリアルに描き出しています。
普通の生身の人間、体は生身だが電脳化した人間、電脳化に加え義体化もしている人間、人間ではないアンドロイドとが共存する世界観を見事に構築されています。
世界観も見事ですが、『RD 潜脳調査室』では人間描写も見事です。
50年間眠り続けたため、心と体のギャップに悩む波留の描写、時折描かれる波留が50年間眠っていたことを感じさせるエピソードはどれもグッときます。
特に、第6話『ラブレター』における、波留と波留の恋人とのエピソードは涙なしでは観られません。
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