聖戦士ダンバインアニメレビュー


聖戦士ダンバイン DVD-BOX
出演:中原茂 /土井美加 /安宅誠 /川村万梨阿 /若本規夫 /高田由美 /速水奨 /高橋美紀
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聖戦士ダンバイン名言
『いい夢を・・・見させてもらったぜ・・・。』

アニメ大全集レビュー101

『聖戦士ダンバイン』(せいせんしダンバイン)は、サンライズ制作、富野由悠季監督のファンタジーロボットアニメです。
アニメは、1984年から全49話放送されました。


●聖戦士ダンバインストーリー

海と陸の間にある異世界『バイストン・ウェル』。
ある日、アの国の地方領主ドレイク・ルフトの元に、地上人(現実世界の人)の天才科学者ショット・ウェポンが現れる。
ロボット工学に明るいショットは、バイストン・ウェルに固有のオーラ力に着目し、それをエネルギー源に駆動するオーラバトラーを開発、『機械』をバイストン・ウェルに初めてもたらした。
ドレイクはオーラバトラーの圧倒的な力を知り、バイストン・ウェル全土を制覇するという野望に乗り出す。

ドレイクはまず、捕獲したエ・フェラリオのシルキー・マウに、地上とバイストン・ウェルを繋ぐ『オーラロード』を開かせ、地上人トッド・ギネス、トカマク・ロブスキー、ショウ・ザマ(座間翔)の3人を召喚し、彼らを3体の新型オーラバトラー・ダンバインのパイロットである『聖戦士』として配下に置く。
ショウは突然の異世界に戸惑いながら、言われるままに当面の対抗勢力であるギブン家との戦闘を重ねていたが、ギブン家の地上人マーベル・フローズンの説得によって、ドレイクの真意を悟りダンバインとともに出奔、オーラシップ・ゼラーナを指揮するギブン家の長男、ニー・ギブンの下に身を寄せるのだった。


 『聖戦士ダンバイン』と、作品タイトルにもなっているダンバインとは、主人公ショウ・ザマら聖戦士と呼ばれるパイロットが搭乗する、昆虫をモチーフとしたな異形のロボット(オーラバトラー)のことです。
小さな妖精の姿をしたミ・フェラリオなどが存在するファンタジー的世界観、中世ヨーロッパに似た異世界バイストン・ウェルを舞台にしたロボットアニメです。
当時のアニメファンの間では、ポスト・ガンダムとして同時期の『超時空要塞マクロス』『超時空世紀オーガス』『装甲騎兵ボトムズ』と並び、一貫してトップクラスの人気を誇り、各アニメ誌上で頻繁に特集が組まれていました。

主人公のショウ、ショウのパートナー・マーベル、バイストン・ウェルで立身出世を夢見たトッド、ジャンヌ・ダルクの再来と言われたジェリルなど、バイストン・ウェルに召還された地上人それぞれのドラマが『聖戦士ダンバイン』には詰まっています。
それぞれの考え、生き様、散り様はとても印象深く、特にトッド・ギネスの散り様はダンバインの名シーンの一つです。
また、地上人ではないですが、ショウの登場によりエリート街道から外れてしまい、執拗にショウを追い続けるバーン・バニングスの存在も忘れられません。
最終回でのショウとの激突も名シーンです。

他にも、小さな妖精の姿をしたミ・フェラリオの設定は当時のアニメでは珍しく、主人公・ショウと共につねにダンバインに乗り込むチャム・ファウや、エンディングのみ出演予定だったエル・フィノなど、登場キャラクターの中でも高い人気を誇りました。
また、当初男性の老人の予定だったシーラ・ラパーナを美少女に変更、これが大当たりで容姿端麗な凛とした佇まいで日本アニメ史に残る人気美少女キャラの一人になりました。
視聴者だけでなく制作者側でも彼女の作画を担当したがるアニメーターが続出したそうです。
『聖戦士ダンバイン』の第1話の完成したフィルムを見た時点で、富野監督は自身の趣味性のみで作品を制作していると感じ、番組内容を当初の構想から大幅に変更することを決意したことから、シーラ・ラパーナの変更、エル・フィノも本編に出演することになったそうです。

『バイストン・ウェルの物語を憶えている者は、幸せである。心、豊かであろうから。
私たちは、バイストン・ウェルの記憶を記されてこの世に生まれてきたにもかかわらず、思い出すことのできない、性(さが)を持たされたから。・・・それ故に、ミ・フェラリオの語る、次の物語を伝えよう・・・』
で始まる冒頭のナレーションに、期待感を抱かずにはいらレナィ作品、それが『聖戦士ダンバイン』です。

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ガンダムXアニメレビュー


機動新世紀ガンダムX DVD-BOX
出演:高木渉 /かないみか /堀内賢雄 /森川智之 /くまいもとこ /かかずゆみ /三石琴乃 /佐々木望 /本多知恵子
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『月は出ているか?』

アニメ大全集レビュー61

機動新世紀ガンダムX(きどうしんせいきガンダムエックス)は、サンライズ制作のテレビアニメで、1996から全39話が放送されました。
原点回帰をテーマに制作された作品です。


●機動新世紀ガンダムXストーリー

ひとつのスペースコロニーが起こした独立戦争が発端となった紛争は、地球連邦側とスペースコロニー側の全面戦争にまで拡大、100億を誇った地球人口はそのほとんどを失った。
そして15年の時が流れた。

アフターウォー (A.W.) 15年。
地球環境がようやく安定期に入った地上では少ない物資を勝ち取るため人々の争いが絶えず、略奪者が跋扈する混乱の時代を迎えていた。

第7次宇宙戦争で孤児となった主人公ガロード・ランは、ジャンク屋やモビルスーツ狩りを生業としていた。
そこに、バルチャー艦『フリーデン』に誘拐されたティファ・アディールという少女を取り戻してほしいという依頼がきた。
依頼を受けたガロードはフリーデンに潜入、見事ティファを連れ出し依頼者の元へと連れていく。

しかし、ティファに一目惚れしたガロードは、依頼者を見て激しく怯えたティファをつれて逃走。
ティファに導かるまま旧連邦地下工場に逃げ込み、そこで幻のモビルスーツ『ガンダムX』を発見するのだった・・・。


 機動新世紀ガンダムXの大きな特徴として、監督を担当した高松信司が『ガンダムを考えるガンダム』と述べているとおり、物語上にガンダムと言う作品にまつわる事象がメタフィクション的(フィクションの仕掛けを意図的に描き出すもの)に多々取り入れられている点です。
少なくとも当初から意図していたものとして、次のものが挙げられます。

○機動新世紀 = 1981年、『機動戦士ガンダム』劇場版の公開直前に、新宿駅前で行われた『アニメ新世紀宣言』を踏まえている。
劇中の舞台が『A.W.(アフターウォー)15年』なのもそれから15年(当作品は1981年の15年後、1996年に放送されている)たっているということ。

○第7次宇宙戦争後=当作品はテレビシリーズ7作目。
またこの戦争とは『ガンダムという現象』の象徴(メタファー)でもある。

○機動新世紀ガンダムXのニュータイプ=『ガンダムという作品の象徴』。
ニュータイプという言葉にはガンダムという作品そのものが投影されてもいる。
この点で富野作品に登場するニュータイプとは意味的に異なる。


また、ガンダムXでは主人公が特別な存在でなく、普通の存在であることも他のガンダムシリーズとは異なります。(OVAを除く)
他のガンダムシリーズの主人公は、ニュータイプ能力や人間離れした能力を有していたり、主人公の周りのキャラに比べて特別な立場に存在したり、英雄扱いされるのが特徴がありましたが、ガンダムXではそういった描写がほとんどありません。
普通で人間臭い主人公のガロードが、色々な人との出会い、戦闘などを繰り返し成長する姿、またそのガロードの影響を受け、心を閉ざしていたヒロインのティファが人間らしく成長する姿などが親近感を与え、少ないながらも熱狂的なファンを作り出した作品でもあります。

またガンダムXでは、GガンダムやガンダムWなどのキャラクター中心で作品を作る手法とは異なり、ストーリーや世界観を重視した作品つくりになっています。
伏線とうまく生かしたストーリー作りや展開は、全ガンダムシリーズの中でも秀逸な出来です。
他にも、エンディングと次回予告の映像を同時進行させ、その最後に登場する登場人物の言葉をそのままタイトルする手法は新しく、強く印象に残っています。


こうしたように作品自体の出来は、他のガンダムシリーズと比べても完成度の低くくないガンダムXですが、他のガンダムシリーズよりも人気が低迷している感があります。

その理由として
1.テレビ局側の番組打ち切り
2.またそれによりストーリーが短くなったこと
3.DVD化が遅れたこと
4.スーパーロボット大戦シリーズへの登場が非宇宙世紀ガンダムの他2作と比べて少ない(2008年現在、スパロボへの参戦はGガンダム9作、ガンダムW13作に対して、ガンダムXは2作だけ)こともあり作品そのものの知名度も低い。

そうした様々な事情から、マイナスのイメージだけが先行しており、内容を知らずに誤った先入観を持って作品を捉えている者が多いという指摘も多くなっている作品です。
指摘の一つとして、ガンダムエース2006年7月号の芸人の土田晃之のコメントにおいて、『周りから色々言われていたから、今まで観る事を避けてきたが実際見てみると面白い。アニメの世界で評価されるっていうのは大変なんですね』とあります。

もしも、同じように世間の評判が低いために、ガンダムXを観ていない人がいたら、ぜひ一度は観てもらいたい作品です。
きっと評判とは違った印象を与えてくれる作品です。

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ガンダムWアニメレビュー


新機動戦記ガンダムW DVD-BOX
出演:緑川光 /関俊彦 /中原茂 /折笠愛 /石野竜三 /矢島晶子 /子安武人 /横山智佐
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『俺達は後何人殺せばいい?』

アニメ大全集レビュー60

新機動戦記ガンダムW(しんきどうせんきガンダムウイング)は、サンライズ製作のテレビアニメで、1995年から全49話が放送されました。
ガンダムシリーズの中で最初にアメリカで放送された作品でもあります。


●新機動戦記ガンダムWストーリー

宇宙開発が始まった年をアフターコロニー(A.C.)歴1年と定め、人類は宇宙コロニーの開発を始めた。
しかし、コロニーが完成してからも、武力を背景とした地球圏統一連合に従属する形での支配が続いた。

A.C.165年、コロニーの住民は連合に常に反発を抱いており、この問題を調停するための機関はヒイロ・ユイを代表に選出した。
彼は非暴力・非武装の主義をコロニーや地上の各国に説いてまわり、賛同者が多数に上るもA.C.175年に連合によって暗殺されてしまう。

A.C.195年、コロニー側は『オペレーション・メテオ』を発動。
宇宙コロニーの居住者達の一部は強引な武力支配を続ける連合とそこに潜む軍事秘密結社OZに対し、開発した5機のガンダムを地球へ送り込み、世界各所でOZへの破壊行動を図った。


 新機動戦記ガンダムWは、前作の機動武闘伝Gガンダムが人気の中心が男性と低年齢層であったのに対し、新機動戦記ガンダムWではガンダムのパイロットを始めとする主要キャラクター全員を美少年に設定した事で、結果的に多くの女性ファンを獲得しました。
それまで、男性ファンが中心だったガンダムシリーズに、女性ファンという新たなファン層を開拓したことで有名な作品です。

新機動戦記ガンダムWでも、他のガンダムシリーズ同様、物語の主軸は戦争であるが、その中でも特に戦略や人間性についての様々なジレンマが描かれています。
また、古今東西の軍人、思想家の思想や言葉が多数引用されているのも新機動戦記ガンダムWの特徴の一つでもあります。

前述の女性ファンの獲得もあり、『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『機動新世紀ガンダムX』の3作品からなる平成ガンダムの中で、最大のヒット作となりました。


新機動戦記ガンダムWの大きな特徴として、主役級のキャラクターが5人いること、その全員がガンダムに乗っていることが挙げられます。(Gガンダムでも途中からそういう形になりましたが)
その中でも、特に今までのガンダムシリーズとの大きな違いは、子供とはいえ、ガンダムのパイロット全員が戦闘のプロフェッショナルである点です。
今までのガンダムシリーズでは、素人の主人公がガンダムに乗り込み驚異的な成長を遂げていくという形がメインでしたが、(Gガンダムのドモンは格闘技の達人でしたが)新機動戦記ガンダムWでは最初から全員ガンダムで圧倒的な強さを見せています。(こうした設定は、最新作である機動戦士ガンダムOOでも踏襲されています。)

特に、メイン主人公であるヒイロ・ユイは、(暗殺された上記の指導者の名前から取った)機密保持のためにガンダム共々自爆しようとしたり、正体を知られたために『お前を殺す』とヒロインでもあるリリーナ相手に銃口を向けたりと、第一話から衝撃の大活躍の連続です。

ただし、初期では特に冷徹な発言や行動を取りますが、リリーナを含めてヒイロが殺すといった相手は一人も殺せておらず、戦士に徹しきれてない面も除かせます。
他のガンダムシリーズ同様、リリーナや様々な物との出会いがヒイロを含め、ガンダムパイロット全員が変化し、成長していく姿が描かれています。
パイロットとしては最初から一流ですが、ガンダムシリーズの魅力の一つである主人公の心の成長は、このガンダムWにも受け継がれているわけです。


主題歌に関しては、TWO-MIXが歌うオープニングテーマの『JUST COMMUNICATION』『RHYTHM EMOTION』は、ガンダムWの世界観をよく現している映像と共に名曲なのはいうまでもありませんが、エンディングテーマの『It's Just Love』では、普段では見られないリリーナの姿が描かれておもしろいです。

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Gガンダムアニメレビュー


機動武闘伝 Gガンダム DVD-BOX
出演:関智一 /天野由梨 /大塚芳忠 /山口勝平 /山崎たくみ /秋元羊介 /堀秀行 /日高奈留美
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『俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!必殺!シャアァァイニングゥ!フィンガァァー!!』

アニメ大全集レビュー58

『機動武闘伝Gガンダム』(きどうぶとうでんジーガンダム)は、サンライズ製作のテレビアニメです。
俗に『平成3部作』と呼ばれる、富野由悠季監督以外の手によって製作されたガンダムTVシリーズの第1作目の作品です。
前作『機動戦士Vガンダム』も平成の作品だが、富野監督作品であるため区別されています。
アニメは、1994年から全49話放送されました。


●機動武闘伝Gガンダムストーリー

汚れた地球を捨ててスペースコロニーへと去った人類。
コロニー上がった人類は、コロニー間戦争を避けるためにそれぞれの代表をガンダムに乗せ、最後まで勝ち残ったガンダムのコロニーが主導権を握るというガンダムファイトを、荒廃した地球上で4年に一度開催していた。

未来世紀60年、各国コロニー間の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が始まった。
主人公 ドモン・カッシュもその1人として、地球へと降り立つ。
しかし彼の真の目的は、祖国であるネオ・ジャパンを裏切り、アルティメットガンダム(デビルガンダム)を奪って失跡した兄、キョウジ・カッシュを探すということであった。


 機動武闘伝Gガンダムは、ミスター味っ子などで知られる今川泰宏を監督に迎え、世界の覇権を戦争ではなく、各国を代表するガンダム同士の肉弾戦的な格闘で、個性的な操縦者たちが争うという漫画的要素を持ち込んだ、これまでのシリーズとは一線を画す旧来のガンダムと大きく異なる作品です。

これは、『機動戦士Vガンダム』の次期企画として、新作ガンダムのオファーを富野監督にしたがこれを拒否、そして、『どうせやるなら次はガンダムでプロレスをやるんだからね、絶対それ以外やっちゃダメだよ』という指示があり、そこで「そんなことが出来るのは今川しかいない」という事で、今川泰宏に監督として白羽の矢が立ったというエピソードがあります。


今川監督による従来のガンダムのイメージを根底から覆すような設定と表現、アニメ店長などに代表される漫画家・島本和彦がキャラクターディテールを担当した濃いキャラクター達による熱い世界観は、あまりにも従来のガンダムのイメージと違いすぎるGガンダムは、従来のシリーズのファンからガンダムとして認められないこともあります。
一方で、そのあまりにも熱い展開は新たなファン層を生み出した。
ガンダムシリーズの中でも特に賛否両論の作品としても有名です。

なお、主人公機以外にも大量にガンダムが登場するという設定は、前年の『機動戦士Vガンダム』のプラモデル展開において、ガンダム以外のモビルスーツが売行き面で苦戦したため、『だったら全部ガンダムにしてしまえば売れるのではないか』というバンダイの要望を汲んだものらしいです。
後に続くテレビシリーズの各作品は『∀ガンダム』を除き、最新作の機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)を含め、敵味方共に複数のガンダムが登場する作品となっています。


Gガンダムといえば、主人公のドモンをはじめ、数多くの熱いキャラクターが出てくることでも有名ですが、その中でもドモンので師匠でもあり、敵でもある東方不敗ことマスターアジアは特に熱く魅力的なキャラクターとして、Gガンダムの中でも1、2の人気を誇っています。
ガンダムファイトでは主人公のドモンを圧倒する、素手でモビルファイター(Gガンダムの世界では、モビルスーツの発展型らしいです)を撃破すると、とても49歳の中年とは思えない活躍ぶりです!
中でも、スポ根アニメ真っ青の熱い名セリフの数々は、

『この・・・馬鹿弟子がぁぁぁっ!!』
『だからお前はアホなのだあああぁ!』
『何をしておる!!自ら膝をつくなど、 勝負を捨てた者のすることぞぉ!!! 立て!!!立ってみせぇい!!! 』
などなど、理屈抜きで記憶に残るセリフばかりです!

特に、Gガンダムを観たことある人なら誰もが名シーンに挙げる、第45話『さらば師匠!マスターアジア、暁に死す』での東方不敗最後のシーンは、一度観れば死ぬまで忘れることはないと言っても過言ではありません。

二人:  『流派!!東方不敗は!!!』
ドモン: 『王者の風よ!!!』
東方不敗:『全新!!!』
ドモン: 『系裂!!!』
二人:  『天破侠乱!!!』
二人:  『見よ!!東方は、赤く燃えているぅぅぅぅぅっ!!!!!』
ドモン: 『・・・・!!』
ドモン: 『・・・師匠・・・?師匠・・・師匠・・・・
      師ィィ匠ォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!』

と、叫んで事切れる様は、そのまま完と出てきてもおかしくない圧巻の名シーンです。

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ゴウザウラーアニメレビュー


熱血最強ゴウザウラー DVD-BOX
出演:高乃麗 /林原めぐみ /天野由梨 /上村典子 /島田敏

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『俺たちは熱血最強なんだ!』

アニメ大全集レビュー50

熱血最強ゴウザウラーは、サンライズ制作のロボットアニメで、1993年から全51話放送されたアニメ作品です。
絶対無敵ライジンオー、元気爆発ガンバルガーに続くエルドランシリーズ第3弾にして最終作。


●熱血最強ゴウザウラーストーリー

春風小学校6年2組は始業式当日、宇宙からやってきた機械王『歯車王』と手下『ギーグ』に襲われる。
しかし突如出現した恐竜ロボットに6400万年前に飛ばされる。

そこでも光の戦士エルドランがロボットたちを相手にしていた。
自分たちの世界を守るよう3体の恐竜ロボを託され再び転移した先は学校だった。

自分たちの教室とゴウザウラーが融合し、身動きが取れない。
しかも町では敵が暴れている。
こうして6年2組の18人は『ザウラーズ』として恐竜ロボ・ゴウザウラーを操りながら、機械化帝国から地球を守るため戦うのだった。


 前作のエルドランシリーズ『元気爆発ガンバルガー』のコメディ要素が強く、メインキャラの3人のみ(大人の助っ人はいます)が戦うストーリーから一転して、『絶対無敵ライジンオー』のクラスの18人全員で戦う路線を引き継ぐ形で開始されました。

絶対無敵ライジンオーの路線を基本に、熱血最強ゴウザウラーではいい部分をより強化した作品になっています。
1クラスで戦う部分は同じですが、こちらはクラス18人全員がゴウザウラーに乗り込んで戦っています。(ライジンオーでは、基本ロボットに乗るのは3人で、後は司令室になった教室でサポート)
それ故にライジンオー以上に、戦闘中に各人が個々に対応する姿が描かれていて、一人一人がより重要な存在になったため、それぞれの個性がより鮮明に描写されています。


絶対無敵ライジンオーとの差別化として大きな特徴は、『子供たちが必ずしも一致団結していない』事が挙げられます。
前半では、『こういうことは先生に任せた方が…』と戦うことに否定的な生徒や、戦闘中にも関わらず度々内輪もめを起こして自らピンチを招く場面もありました。

これは『絶対無敵ライジンオー』のクラスメイトたちが、子供の『理想像』に近い存在であると度々語られるのに対して、『熱血最強ゴウザウラー』ではより『現実の子供社会の一面』を反映している作品といえるかもしれません。

また、熱血最強ゴウザウラーでは、元気爆発ガンバルガーだけでなく、絶対無敵ライジンオーと比べてもさらにシリアス面が強調されています。
これまでのシリーズ作品では扱われてこなかった『受験』や『初恋』といった部分にスポットが当てられたり、敵同士であるはずのザウラーズと機械化帝国のエンジン王、その愛機のギルターボとの戦い合いながらの心の交流、そしてエンジン王とギルターボが壮絶な最期を遂げたシーンは劇中屈指の名場面と言われています。


熱血最強ゴウザウラーをもって、エルドランシリーズはテレビアニメシリーズとしては一応の完結となりました。(ロボットをエルドランに返したため)

以降エルドランシリーズのアニメ新作は発表されていませんが、『現在の子供たちにもこのような物語を見てもらいたい』と願う当時子供だった視聴者やファン達から、新シリーズ製作を望む声は絶えない今がに根強い人気を誇る作品です。

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ガンバルガーアニメレビュー


元気爆発ガンバルガー DVD-BOX
出演:折笠愛 /南央美 /島田敏 /緒方賢一 /曽我部和恭

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『ワンちゃん世界は〜♪ワンダフル〜♪』

アニメ大全集レビュー49

元気爆発ガンバルガーは、エルドランシリーズの第2作目として、1992年から全47話放送されたサンライズ制作のロボットアニメ作品です。


●元気爆発ガンバルガーストーリー

地球を大魔界に変えようと目論む暗黒魔王ゴクアークの封印が解かれた。
太古から地球を守ってきたエルドランは再度封印を施こすが、既に地球には大魔界の魔道士ヤミノリウス三世が送り込まれていた。

青空小学校4年の超腕白トリオ、霧隠虎太郎、流崎力哉、風祭鷹介の三人は、山中でエルドランと出会い『ガンバルガー』を与えられるのだった。
かくして、地球の未来は、エルドランから『ガンバーチーム』に託された。

ところが、3人には『正体がバレたら犬になる』という呪いが掛けられており、同じく呪いによって犬にされてしまった虎太郎の父、籐兵衛以外には本当の姿を知られてはならないのだ。
そんな境遇にもめげずに、虎太郎たちは今日も秘密のヒーローに大変身!


 元気爆発ガンバルガーは、エルドランシリーズ最年少(小学4年生)のメインキャラによる、コミカル路線が基調の作品です。
基本的なキャラは3人だけで、ロボットに乗らなくても変身する事で特殊能力が使え、しかも正体を隠さなければならないという、シリーズ内でも異色の作品となっています。

コミカルな話に舞台を合わせるためか、前作『ライジンオー』では固定だった発進地点が自由自在に変えられたり、新メカが登場したその回に敵に乗っ取られたり、犬(虎太郎の父)がメカを操縦したり、合体しないで敵を倒してしまう回があるなど、前代未聞のハチャメチャな展開や笑えるシーンが、エルドランシリーズの中では元気爆発ガンバルガーがダントツに多い作品です。

また、前作ライジンオーの地球防衛組の18人から、メインとなるガンバーチームが3人に減ったため、一人一人をしっかり描き込んでいた良かったという意見と、キャラが少なくなり正体も隠さなければいけないため親近感が湧かない(ライジンオーが小学校の1クラスが丸々地球防衛組として戦っていて、年の近い児童に親近感を与えていたため)という否定的な意見など、コミカル要素が強すぎる点と合わせて賛否両論の激しく、その影響のためか、エルドランシリーズの中ではもっとも知名度が低い作品です。

ただし、上記のような型破りな展開や、笑い所が多い点(犬の父親は、上戸彩が出演しているソフトバンクのCMの犬の父親みたいで笑えます)、キャラを少数に絞ることによりメインキャラを細かく描写した点などを評価した熱烈なファンも存在する作品でもあります。


エルドランシリーズ、『絶対無敵ライジンオー』『元気爆発ガンバルガー』『熱血最強ゴウザウラー』の全作品の世界は、時間軸こそ異なれど同一という設定です。
ただし、主人公たちが共演したのはこの元気爆発ガンバルガーの第17話にライジンオーが登場した時のみになります。

元気爆発ガンバルガーでもライジンオーと同じく、オープニングテーマの『元気爆発ガンバルガー』と、エンディングテーマの『ガンバー体操』は、良い曲に仕上がっています。
特に、ガンバー体操の『へんしんへんしん、ま〜たへんしん♪』のフレーズは一度聞いたら忘れられません!

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ライジンオーアニメレビュー


絶対無敵ライジンオー DVD-BOX
出演:松本梨香 /岩坪理江 /まるたまり /吉田古奈美 /林原めぐみ

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『僕たち地球防衛組』

アニメ大全集レビュー48

絶対無敵ライジンオーは、勇者シリーズと共に1990年代を代表するロボットアニメシリーズ『エルドランシリーズ(エルドラン三部作)』の第1作。
エルドラン三部作は、『絶対無敵ライジンオー』『元気爆発ガンバルガー』『熱血最強ゴウザウラー』の3作品からなります。
絶対無敵ライジンオーのアニメ放送は、1991年から全51話放送されました。
また、1992年から全3話のOVAアニメが発売されています。


●絶対無敵ライジンオーストーリー

陽昇学園の元気過ぎる少年少女たちの集まり5年3組。
そんな5年3組が居残っていた土曜日の午後、陽昇学園の上空から巨大ロボットとそれを操縦していた『光の戦士 エルドラン』が落ちてくる。
5次元人との戦いで深く傷付いていた彼は自分が戦えないことを語り、『大地の使者ライジンオー』を5年3組の子供たちに託す。

その日から5年3組・通称『地球防衛組』は、全員で力を合わせ、光の戦士・エルドランから託されたロボット・ライジンオーで悪の5次元世界『ジャーク帝国』から地球の平和を守るための戦いが始まった。


 絶対無敵ライジンオーは、後に『エルドランシリーズ』と呼ばれる事になる3大傑作ロボットアニメの記念すべき第1作目です。
教室が司令室になり、学校が変形してメカが出撃するなどの、前代未聞の展開が当時の子供のみならず、大人までをも驚かせました。
また、『ポケットモンスター』の主人公・サトシの声優として有名な、松本梨香の初主演作品でもあります。


絶対無敵ライジンオーの最大の特徴として、5年3組という18人の小学生が地球防衛組としてロボットに乗り戦うという面にあります。
身近な小学校が基地やロボットになるという展開は、当時の年の近い児童に親近感を与え、何人もの児童が地球防衛組への参加を夢みたことでしょう。(ちなみに私のクラスは1/3くらいの人数でした)
ライジンオーを、エルドランから無料レンタルで借りるという妙に現実的な設定に笑いました。

5年3組の登場キャラも個性派揃いで、猪突猛進で周りを巻き込む主人公の仁を始め、やや自己中心的な飛鳥、好奇心がいつも迷惑を生むヨッパ、学級委員長だけど内気なヒロシなど、18人全員が主役といったそれぞれにスポットをあてた描き方でした。(物語終盤に意外な人物が活躍したりと)

田中公平の担当した音楽が良く、オープニングテーマの『ドリーム・シフト』、エンディングテーマの『地球防衛組応援歌』は今でも歌詞を覚えてるほどです。
合体シーンBGMは、田中公平も気合を入れて作ったと言ってるだけあり、気持ちを非常に盛り上げてくれます。

また、エルドランシリーズでは、いわゆる『名乗り』を合体直後ではなく、敵怪獣を倒した後に(勝利の雄たけびのような形で)行うのもエルドランシリーズの個性です。
絶対無敵ライジンオーでは、

『絶対無敵!ラーイジーンオーッ!』


2005年になってDVD化、『スーパーロボット大戦シリーズ』の出演作として新たな殿堂入りを飾り、新世代の子供達にもその存在を知られる事になりました。
ちなみにその作品には、防衛組メンバー18人全員が出演しています。

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ボトムズアニメレビュー


装甲騎兵ボトムズDVD-BOX
出演:郷田ほづみ /弥永和子 /富田耕生 /千葉繁 /川浪葉子
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『地獄を見れば、心がかわく』

アニメ大全集レビュー30

装甲騎兵ボトムズ(そうこうきへいボトムズ)は、1983年から全52話放送されたアニメです。
後にOVAで、1985年に装甲騎兵ボトムズ・ザ・ラストレッドショルダーが全1話
1986年に、装甲騎兵ボトムズ・ビッグバトルが全1話
1988年に、装甲騎兵ボトムズ・レッドショルダードキュメント・野望のルーツが全1話
1994年に、装甲騎兵ボトムズ・赫奕たる異端が全5話
2007年からアニメ版の前日譚を描いた、装甲騎兵ボトムズペールゼン・ファイルズが全12話予定で発売されています。


●装甲騎兵ボトムズストーリー

銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、銀河規模の戦争を100年間継続していた。

その百年戦争の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公『キリコ・キュービィ』は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
そこで『素体』と呼ばれる軍事機密を目撃してしまう。

その事がきっかけでキリコは追われる立場となり、地獄のような放浪生活が始まるのだった・・・。


ボトムズといえば、主役機と呼べるロボットが一切登場しないのが特徴です。
アーマード・トルーパー(AT)と呼ばれる全高4メートル程度の小さな使い捨ての量産兵器のみという、当時のロボットアニメとしては型破りの世界観でした。(マジンガーZなどを代表とするスーパーロボットとは当然として、ガンダムなどに代表されるリアルロボットでも当時は主役機と呼べる特別なロボットが存在していました)

また、ガンダムなどと比べるとよりミリタリー性が強く、アーマード・トルーパーの移動も飛んだり走ったりするのではなく、足裏のホイールを回転させ滑走する『ローラーダッシュ』によるリアル?な移動方法を取ります。
『ローラーダッシュ』を行ったときに流れるローラー音は、ボトムズの代名詞といってもいいほど印象的でした。

その他にも、敵の攻撃を受けるとひどいときは一発で戦闘不能に陥ったり、戦闘不能にならなくてもアーマード・トルーパーが必要なくなったらあっさり捨てていくなど、ロボットを主人公ではなく『兵器』として完全に割り切っています。

そういった意味では、ボトムズはロボットアニメではなく戦争ドラマとも言える作品かもしれません。


装甲騎兵ボトムズは、ヒーロー性を持った主人公・主人公専用の機体が登場しないなど、独特の世界観が観る人を選ぶ作品です。
ただ逆に、この独特の世界観を受け入れられる人であれば必ず楽しめる作品であることは間違いありません。

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ガンダムZZアニメレビュー


機動戦士ガンダムZZ DVD-BOX
出演:矢尾一樹 /原えりこ /菊池正美 /岡本麻弥 /本多知恵子 /榊原良子 /堀内賢雄

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『アニメじゃない』

アニメ大全集レビュー26

機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ)は、機動戦士Zガンダムの直接的な続編として作られ、1986年から全47話放送されたアニメです。

新番組予告でのキャッチフレーズは

『子供はみんなニュータイプ! 見せてやろうじゃないの! 大人たちにさ!』


●機動戦士ガンダムZZストーリー

宇宙世紀0088年、グリプス戦役(機動戦士Zガンダムの舞台)でティターンズは壊滅しエゥーゴも勢力が衰退する。

平和を取り戻したかに見えた宇宙は、ハマーン・カーンに率いられたジオン軍残党 アクシズが地球圏の制覇に乗り出したため、再び戦場と化そうとしていた。


グリプス戦役の激戦で傷ついたエゥーゴの戦艦 アーガマは、サイド1 シャングリラに降り立つ。
そこでジャンク屋稼業をしている主人公 ジュドー・アーシタとその仲間たちは、アーガマが寄港したとの情報を聞きつけ、Ζガンダムを奪って一儲けしようと企むのだが・・・。


機動戦士ガンダムZZは、
オープニングテーマの『アニメじゃない』から、今までのガンダムシリーズとは違う雰囲気を出しています。

歌詞も『アニメじゃない本当の話、アニメじゃない現実なのさ』などシュールな内容になっています。

演出面では、アムロ・カミーユからジュドーに切り替わるシーンや、『アニメじゃない』の次のオープニングテーマ『サイレントヴォイス』においてのハマーン・カーンの描き方などは、今までのガンダムシリーズの中のでも一番じゃないかと思わせる出来になっています。

シリアスなストーリー展開で、重い雰囲気を出していた前作機動戦士Zガンダムに対し、機動戦士ガンダムZZでは明るくコミカルかつテンポの良い作風にシフトさせています。

特に前半部分では、シリアスなシチュエーションを、明るい新キャラクターがかき回すという演出は従来のガンダムファンを驚愕させ、今でも人によって大きく評価が分かれる原因となっています。

また、エルピー・プルという少女を登場させ、今で言う『萌えキャラ』『妹キャラ』をガンダムの世界導入するなど、当時の流行感覚を取り入れるなど新しい試みを行っているのも特徴的です。


前半の明るいノリでこのままいくのかな?と思わせつつ、後半では従来のガンダムシリーズと同じくシリアスな展開に変わってきます。

シリアスな展開になっても、ジュドーや仲間達の明るさは変わらず、どんな困難にも前向きにそして力強く立ち向かっていく姿は観ていてとても気持ちがいいです。

今まで機動戦士ガンダムZZを観たこともない人も、前半のコミカルな展開で観るのを辞めた人も、最後まで観終わったときに

『今までのガンダムとは一味違う』

と感じさせてくれることは間違いありません。

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Zガンダムアニメレビュー


機動戦士Zガンダム DVD
出演:池田秀一 /飛田展男 /鈴置洋孝 /古谷徹 /松岡ミユキ /水谷優子 /井上和彦 /島田敏 /榊原良子
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『君は、刻(とき)の涙を見る』

アニメ大全集レビュー25

機動戦士Zガンダムは、機動戦士ガンダムの7年後を描いた続編として、1985年から全50話放送されたアニメです。
また、2005年から劇場版3部作も上映されました。


●機動戦士Zガンダムストーリー

宇宙世紀0087年。一年戦争(機動戦士ガンダムの舞台)が終結してから7年。

ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍内部に、『ジオンの残党狩り』を名目にスペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊『ティターンズ』が創設された。

これに反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は反地球連邦政府組織『エゥーゴ』を結成する。

コロニーで暮らす少年主人公カミーユ・ビダンは、ティターンズに反感をもち、エゥーゴに参加。

今はクワトロ・バジーナと名乗るかっての赤い彗星シャア・アズナブルのもと、ガンダムのパイロットとして、ニュータイプとしての資質を高めていく。


機動戦士ガンダムから実に7年ぶりに制作された機動戦士Zガンダム。
まず、一番のサプライズが前作機動戦士ガンダムで主人公アムロ・レイのライバルとして登場したシャア・アズナブルが、クワトロ・バジーナと名前を変え、主人公サイドで登場することです。

TV版の声優のクレジットではシャア・アズナブルとして先頭でクレジットされ、物語全体において非常に重要な位置を占めています。

シャアの活躍とは逆に、アムロを筆頭とする元ホワイトベースのクルーが、連邦軍にその能力を恐れられ閑職へと追いやられている点は、現実世界でもありそうな話しでいやにリアルです。

特に、アムロに対しての連邦軍の扱いは、シャアとは逆の意味で衝撃を受けます。


また、2005年に上映された劇場版機動戦士Zガンダムでは、TV版での殺伐とした重い雰囲気を、『健やかな物語』に再構成するというテーマのもと、TV版の総監督である富野由悠季自らが全三部作に再編集を行っています。

劇場版Zガンダムの大まかなストーリーの流れはTV版と同じですが、いくつかのエピソードがカットされた他、『健やかな物語』として再構成するために、TV版では反抗的だったカミーユの性格が直され、素直でやや穏和な性格に変更されています。

また、当時インパクトの強かった悲劇的なラストが一番変更された部分になっています。

この他にもTV版のセリフの多くが変化・割愛されているなどの変更点なども。


それぞれテーマが違う、TV版と劇場版を両方見比べて観ると、当時と現在の富野監督の世の中に対する考え方の違いが、メッセージとして読み取れる作品となっています。

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Vガンダムアニメレビュー


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出演:阪口大助 /黒田由美 /松本梨香 /こおろぎさとみ /関智一 /渡辺久美子 /折笠愛
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『見てください』

アニメ大全集レビュー23

機動戦士Vガンダムは、機動戦士ガンダムから74年後の物語で、
1993年から全51話放送されました。


●機動戦士Vガンダムストーリー

宇宙世紀0153年、地球連邦政府は形骸化し、宇宙に存在する各サイドは連邦政府の統制を離れた独自の道を歩み始め、各地で紛争が勃発する『宇宙戦国時代』に突入していた。

その中で、サイド2のザンスカール帝国はギロチンによる恐怖政治と、救済と慰謝を基調とするマリア主義を掲げて急激に民衆の支持を獲得し、地球に向けてベスパと呼ばれる帝国軍を派遣し、地球の都市ラゲーンを制圧した。

こうした中、ヨーロッパカサレリア近辺に住む、13歳の少年主人公・ウッソ・エヴィンは、ベスパの対抗勢力リガ・ミリティアの戦闘に巻き込まれてしまう・・・。


2008年現在、宇宙世紀を舞台としたTVシリーズのガンダムとしては第4作にして最後のシリーズです。

主人公の年齢設定も13歳と、これまでの歴代ガンダムシリーズの敵味方と合わせても一番若いパイロットであり、主人公になります。

機動戦士Vガンダムは、ギロチンで首を落としたり、敵味方合わせて登場人物が非常にたくさん死に、また悲惨な戦死を遂げるなど、今までのガンダムシリーズよりも暗い面が特に強調されている作品です。

また、敵側のキャラクターは単なる悪役にしなかった今までのガンダムシリーズに比べ、機動戦士Vガンダムで敵側に属するキャラクターには、主人公ウッソが乗るガンダムをおとなしくさせるため、ウッソの母親を人質に取ったりと、かなり人命を軽視した残忍かつ冷酷な性格をした人物が多いです。


そういった描き方が、今までのガンダムシリーズの中でも特に戦争の悲惨さをもっともリアルに表している作品となっているのではないでしょうか。

戦争の中で、数々の出会いと別れ、そしてその人達の想いを受け成長していくウッソ。

富野監督も

『とっても好きなエンディングなんですよ』

と語っている、全てが終わった感動のラストシーンは一見の価値ありです。


また、機動戦士Vガンダムは大河ドラマ『風林火山』の音楽を担当したことで有名な音楽プロデューサー千住明が音楽を担当しています。
当時珍しいフルオーケストラを起用した音楽はガンダムファンからも千住ファンからも評価が高い。

オープニングテーマ『STAND UP TO THE VICTORY トゥ・ザ・ヴィクトリー』を筆頭に、アップテンポで原点回帰を目指したオープニング・エンディングテーマや、ファーストガンダムに同様に採用された数々の挿入歌についても千住作品同様、非常に高い評価を得ています。(千住は又OPとEDをも作曲したかったと言われている)

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ガンダム0083 スターダストメモリーアニメレビュー


機動戦士ガンダム0083 DVD-BOX
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『ソロモンよ!私は帰ってきた!!』

アニメ大全集レビュー22

機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリーは、機動戦士ガンダムの3年後の世界を描いた作品で、1991年から全13話制作されたOVAアニメです。


●機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリーストーリー

一年戦争が終結して3年、ジオン残党軍『デラーズフリート』が核弾頭搭載のガンダム試作2号機を強奪せんと連邦軍オーストラリアトリトン基地を襲撃する。

かって『ソロモンの悪夢』と呼ばれたジオン軍エースパイロット アナベル・ガトーがガンダム試作2号機に乗り込み強奪。

だが、脱出を図る2号機の前に、連邦軍新米テストパイロット主人公コウ・ウラキが乗り込んだガンダム試作1号機が立ちはだかる。

しかし、ガンダム2号機は1号機の追撃を振り切り朝靄の彼方に消え去ってしまう。


機動戦士ガンダム0083の0083は、宇宙世紀0083年のことであり、『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀0079年と『機動戦士Ζガンダム』の宇宙世紀0087年の間に存在した出来事として描かれ、当時の空白を埋める作品となっています。

主人公のコウが走り出すと同時に、0078から0083に向けて刻(とき)が動き出し、
『勝利者などいない〜』から始めるオープニングは、映像と歌詞から機動戦士ガンダムにおいての一年戦争の無益さを感じさせます。


宇宙世紀を名乗るガンダムとしては、

まったくニュータイプ(他の宇宙シリーズガンダムには物語に深く絡んでくる)という言葉がまったく出てこない。

リアリティーを追求した爽快で見応えのある戦闘シーン。

敵側であるジオン残党軍『デラーズフリート』愛国心に基づき大義に殉じる姿や武士道を彷彿とさせる潔さ、むしろ高潔さを感じさせる描写も多く主人公サイドよりも非常に魅力的な作品になっています。

特に、前述の『ソロモンよ!私は帰ってきた!』のセリフなどでも有名ないソロモンの悪夢 アナベル・ガトーの生き様は凄まじく、たとえ戦いに敗れ、屈辱を味わうとも、再び勝利を掴む時を信じ、耐え難きを耐え、己のワザを磨き続ける。
アナベル・ガトーが圧倒的にカッコイイのは、ルックスなんかじゃなく、この生き様を成し遂げたからです。


最後のシーンでコウが、『ガトー・・・』と呟いたのも、こうしたガトーの生き様に、ライバルとして、一人の男として、尊敬し、またその死を悲しく思ったからではないでしょうか?


戦争というものを、安易な「正義の連邦軍対悪のデラーズ・フリート」という構図で描かず(この点は『機動戦士ガンダム』を筆頭とした多くの作品においても同様の傾向にあるが、機動戦士ガンダム0083ではその傾向がより強いと言える)、サムライのごとき熱き男達の生き様を見せる!

機動戦士ガンダム0083は、シャアと並ぶガンダムの人気キャラ、アナベル・ガトーの生き様を、そしてジオンの大義を一番感じさせてくれる作品です。

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グレンラガンアニメレビュー


天元突破グレンラガン DVD
出演:柿原徹也 /小西克幸 /井上麻里奈 /福井裕佳梨 /檜山修之 /小野坂昌也

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『俺を信じろ。お前を信じる俺を信じろッ!』

アニメ大全集レビュー8

天元突破グレンラガンは、2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、東京国際アニメフェア2008・第7回東京アニメアワードテレビ部門優秀賞・個人賞(キャラクターデザイン)受賞作品です。

エヴァンゲリオン・ふしぎの海のナディアで有名なアニメション制作会社GAINAX(ガイナックス)が単独でアニメーション制作をした初のTVアニメ作品です。

2007年から全27話放送されました。


●天元突破グレンガランストーリー

遥か未来の話。
人間は何百年もの間、地中の中で生活していました。(地上世界はないとされている)
ジーハ村の少年主人公シモンは、いつものように得意な穴掘りをしていると、光る小さなドリルと巨大な顔を見つける。

シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」


熱くて豪快な技をぶっぱなすスーパーロボットグレンラガン!
最近のロボットとものというか、昔のアニメのような懐かしさとそれでいて物語はしっかりと作られている最近のアニメの良いところを合わせた作品だと思います。


ロボットだけじゃなくキャラもとにかく熱くて魅力的で、特に主人公シモンの兄貴分のカミナは特に人気高いキャラクターです。

カミナの男の生き様を体現した戦い方、一つ一つのセリフが胸に響くカリスマ性。

熱い魂をもった男の中の男、サムライと呼ぶにふさわしいキャラクターです。


また、そういったロボットやキャラクターの熱い展開でガンガン押してくるのかと思えば、宇宙や命をテーマとした壮大なストーリー、一人ひとりのキャラクターを深く掘り下げた人間描写は、さすがにエヴァンゲリオンで魅せたガイナックスのお家芸と言ったクオリティの高さです。

特に中盤で行われる個人個人が信じる正義の違いによるすれ違いは、どちらの主張も正しく、また言いたいことも分かるだけにとても考えさせられるテーマでした。


熱血・スーパーロボット・しっかりとしたストーリー

グレンラガンはまさに三拍子揃った『スーパー熱血ロボットアニメ』です!!!

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ダイターン3アニメレビュー


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『日輪の力を借りて、今、必殺の、サンアタック!』

アニメ大全集レビュー5

ダイターン3は今は亡き声優の鈴置洋孝さんの代表作の一つに数えられる作品です。(他にはガンダムのブライト・ノア、るろうに剣心の斉藤一役でも有名です)

無敵鋼人ダイターン3は、1978年から全44回(40話+再放送4回)放送されました。


●無敵鋼人ダイターン3ストーリー

火星で起こった、自らを『メガノイド』と称したサイボーグ達の反乱。メガノイドを生み出してしまった破嵐創造博士の息子である主人公の破嵐万丈は、巨大ロボット『ダイターン3』と大量の金塊を奪取して地球に脱出します。

執事のギャリソン時田とパートナーのビューティーやレイカ、トッポ達と共に、メガノイドの人類支配阻止のために戦う物語です。


ダイターン3はこういったロボット物の中では珍しく、ギャグやパロディの要素が多く、ロボットであるダイターン3にも表情らしきものがありました。(いつもあるというわけではありませんが)人が乗り込むロボットの作品で表情らしきものがあるのは、このダイターン3以外では、マジンガーZのボスロボットぐらいしか記憶にありません。
他にもダイターン3が操縦し易いのか、他キャラがすごいのか分からないですが、主人公の万丈以外も話しによっては乗り込み以外と簡単に操縦してしまいます。
中でも執事のギャリソン時田は、万丈よりうまのではないか?という操縦テクニックを披露し、上記のダイターン3の必殺技、『サンアタック』まで使う始末でした。

とにかく痛快コミカルな作品で、少し前にはイタリアでゴールデンタイムで放送されて大ヒットしたそうです。

まさにスーパーロボットという呼び名が相応しい作品、『ダイターン3』、必見です!

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機動戦士ガンダムアニメレビュー


機動戦士ガンダム DVD-BOX
出演:古谷徹 /鈴置洋孝 /井上瑤 /鵜飼るみ子 /池田秀一 /潘恵子 /銀河万丈

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『坊やだからさ』

アニメ大全集レビュー2

機動戦士ガンダムは、富野由悠季が原作・総監督・脚本・演出・絵コンテを務めたアニメ作品で、1979年から全43話放送されました。

機動戦士ガンダムといえば、劇場3部作の主題歌が有名ですが、TV版の『永遠にアムロ』と『翔べ!ガンダム』もとても印象深い歌です。


●機動戦士ガンダムストーリー

スペースコロニーへの宇宙移民開始を紀元とした未来世界、宇宙世紀0079年が舞台の物語です。(宇宙移民開始共に西暦を廃止にし、物語上宇宙歴になっています)

そんな中地球に最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、宇宙移民の独立を求め、人型機動兵器『モビルスーツ』の開発成功を機に、地球連邦(現実にあてはめるなら国連に近い組織です)に独立戦争を挑んでいた。

このジオンのモビルスーツに対抗するため、地球連邦が開発した新型モビルスーツに偶然乗り込むことになった主人公15歳の少年アムロ・レイ。

ガンダムは、アムロと仲間達、またシャアなどのライバル達の出会いや別れ、戦いの中で成長していく少年達の姿を描いています。


私の地方では機動戦士ガンダムの再放送が行われなかったので、二度目に観たときは、最初に観たときから10年以上後になるのですが、そのとき感想は一言。

子どもの頃に観た印象と全然違う!
ということでした。

子どもの頃は単純にガンダムの戦闘をメインに楽しんでいたのですが、大人になってからはガンダムの人間描写にも魅了されました。

特にやはりヒットするアニメやマンガならどの作品にも共通していると思うのですが、名ゼリフが多いのいいですね!

特にジオンの総帥であるギレン・ザビの、

『あえて言おう、カスであると』

このようなセリフ、現実の世界では絶対に使えません(笑)

子どものときは、子どもの楽しみが。大人になってからは大人の楽しみが。
ガンダムは広い世代で楽しめる懐の深い、まさに名作というに相応しい作品だと思います。

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