シゴフミアニメレビュー


シゴフミ DVD
出演:植田佳奈 /寺島拓篤 /千葉紗子 /松岡由貴 /浅野真澄 /野島昭生 /仙台エリ /折笠富美子
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『死後の世界から届く手紙。・・・だから、シゴフミ』

アニメ大全集レビュー84

『シゴフミ』は、湯澤友楼原作のメディアミックス作品。
電撃文庫からライトノベルが刊行されており、2008年1月から同年3月までテレビアニメが全12話放送されました。
アニメ・小説共に同一原案を基にしていますが、登場人物やストーリーはまったくの別物です。
基本的には1話完結形式で、死後文(しごふみ)配達人とその相棒以外の登場人物は、各話で異なる展開になっています。


●シゴフミストーリー

現実世界で生きている人に、死んだ人からの手紙『死後文(シゴフミ)』を死後文配達人の少女・フミカと、その相棒の不思議な杖・カナカが届けることから始まる物語・・・。
死んだ人の思いとは? そして彼らが届けたいメッセージとは?

シゴフミ・・・それは人に許された最後の奇跡であり、全てをなくした人間が最後に残した純粋で美しい想い・・・。


 『シゴフミ』は人間の死、またはそこに至るまでの過程、残された人たちの想いなどを全体のテーマとした作品です。
各話によって毎回話しのテーマが変わり、妹を守るために殺人を重ねる少女、息子の自殺の真実を知るため学校を占拠する父親の姿、自分を捨てた母親の愛憎に振り回される少女、夢に生きた男の努力を嘲笑うかのような世間体の無情さなど。
イジメ・自殺・幼児虐待・ドメスティックバイオレンスなど現代社会の暗い部分に焦点をあてた重くシリアスな話しが多くなっています。
中には、あまりにもリアルすぎて辛く残酷な救いのない展開に思わず目を覆いたくなる話しもありますが、一方では目をそむけてはいけない問題のようにも思えます。

そうかと思えば、死んでもなお飼い猫のことを心配する老夫婦。
飼い主の老夫婦が死んでもなお二人との思い出の場所から離れられない猫。
心温まる猫とその飼い主の話しや、フミカの同僚の死後文配達人・チアキの捨てきれぬ生前へのこだわりと、50年越しの恋の奇跡を感動的に描いた話しなど、胸に染みる物語もいくつか登場します。

『シゴフミ』は、人が持つ心の闇を描くと同時に、人が持つ純粋さも描いた、メッセージ性の強い考えさせられる作品のように感じます。

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狼と香辛料アニメレビュー


狼と香辛料 DVD
出演:小清水亜美 /福山 潤 /中原麻衣 /名塚佳織 /大塚芳忠 /浪川大輔 /堀内賢雄
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『わっちの名前はホロ。良い名前じゃろ』

アニメ大全集レビュー62

『狼と香辛料』(おおかみとこうしんりょう)は、電撃文庫から刊行されている支倉凍砂のライトノベル。
また、これを原作として漫画、テレビアニメ作品があります。
アニメは、2008年に全13話放送されました。

2005年に開催された第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品、宝島社の『このライトノベルがすごい!2007』において2006年度の作品部門で第1位、キャラクター女性部門でもヒロインのホロが第1位を獲得する人気作品です。
2008年5月現在、シリーズ累計発行部数は170万部を超えています。


●狼と香辛料ストーリー

パスロエの村では狼の姿をした豊作の神『ホロ』を祭る収穫祭が行われようとしていた。
行商人のロレンスは麦の売買で村を訪れたのだが、取引きを担っているクロエと交渉する機会を逸してしまい、仕方なく村を後にする。

床に就くため荷馬車に入ろうとしたロレンスだが、狼のような耳と尻尾を持つ少女が忍び込んでいた。
彼女は自らを、豊作を司る神ホロだと名乗った。
本当に狼の化身であることを見せられたロレンスは、故郷に帰りたいと願うホロを、旅の道連れとすることになる。


 狼と香辛料で始めに目を惹くはヒロインのホロです。
巨大な狼と化身であることもそうですが、『わっち(私)』『ぬし(貴方)』『〜ありんす』などの独特の言葉使い、自らを賢狼というだけあって頭の回転も早く、駆け引きや会話の場面などで楽しませてくれます。
特に、ロレンスとホロが二人で行う会話は、ユニークな禅問答のような知的な印象を与えます。(ちなみにタイトルの狼と香辛料は、狼がホロで香辛料はロレンスのことみたいです。香辛料のようにスパイスの効いた男という意味でしょうか?)
ちなみにホロが使う言葉は、廓詞(くるわことば)といって江戸時代、遊郭で遊女が使用していた言葉使いらしいです。


また狼と香辛料では、中世ヨーロッパ風の舞台にしたファンタジー作品ですが、『剣も魔法もない商売をメインにしたストーリー』という今までにない形の作品となっています。
特に、商取引での場面はリアルに描かれていて、現実のビジネスシーンや投資シーンで見られる場面があります。

例えば、ロレンスと商会が行う取引で、商会側がロレンスの将来性・また商人の実力を認め、今後もロレンスといい関係が築けるように取引金額を上乗せする場面は、現実のビジネスの場面でもよく見られるシーンです。
また、ロレンスが大きく稼ぐため、財産の倍になる商品を信用買いで購入する場面などは、FXのレバレッジを効かせた信用取引と同じやり方です。
作者の支倉凍砂も株をやっているみたいなので、その辺りを狼と香辛料では取り入れてるみたいです。

ファンタジー、狼と人、そして商売、狼と香辛料はそれぞれをうまく組み合わせた新しい形の作品です。

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鋼の錬金術師アニメレビュー


鋼の錬金術師 DVD
出演:朴ロ美 /釘宮理恵 /大川透 /麻生美代子 /豊口めぐみ /根谷美智子

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『人は何かの犠牲なしに何も得ることは出来ない』

アニメ大全集レビュー39

鋼の錬金術師は、『月刊少年ガンガン』で連載中の荒川弘のマンガ作品を原作にしたテレビアニメ。
アニメは、2003年から全51話放送されました。


●鋼の錬金術師ストーリー

幼い頃から共に卓越した錬金術の才能を持っていた主人公・エド(当時11歳)とその弟・アル(当時10歳)のエルリック兄弟。

彼らは亡くなった母をよみがえらせるために、禁断の錬金術『人体錬成』を行うが失敗。
その結果、兄のエドは左足を、弟のアルは肉体の全てを失う。
エドはとっさの判断で、自らの右腕を代償にアルの魂をその場にあった鎧に定着させ、なんとか弟を死の淵から救い出したが、2人が失ったものはあまりにも大きかった。

故郷を捨て、アルと共に、身体を取り戻す方法を探すための長い旅へと出発した・・・。


 原作者の荒川弘による『原作とアニメはすべてにおいて別物だと割り切っている』などの発言もあるように、原作とアニメではストーリーや登場人物の設定などが異なります。

特に、エルリック兄弟の修行時代や国家錬金術師試験、アニメ終盤ストーリーなど、アニメの企画段階に原作でまだ描かれていなかった部分のストーリーについては、大きく異なるか、もしくは完全オリジナルとなっています。

原作を知る人にとっては、アニメ版に対する賛否両論がハッキリと分かれているようですが、原作とは別個の一つの作品として評価する方がいいと思います。

また、視聴率の高さや国内外における受賞の多さから、原作から独立したアニメとしては近年稀に見る高い人気を博した作品でもあります。


錬金術や、何かを得るためには何かを失わねばならない『等価交換の法則』などの独特の世界観、人間描写(特にシリアスな面)を非常に丁寧に描いています。

人間描写は、人間の暗い面にスポットをあて、特に主人公の人間臭さ、精神的な脆さが強調されています。
また、シリアスな面をしっかり描くことにより、悲しいシーンや人の死などのハードな部分が一層引き立ち、心が揺さぶられます。

ファンタジーアニメでありながら、極めて現実的な設定を持つ世界観・キャラクターが、鋼の錬金術師の世界にぐいぐいとあなたを引き込むはずです。

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スレイヤーズアニメレビュー


スレイヤーズ DVD-BOX
出演:林原めぐみ /松本保典 /緑川光 /子安武人 /川村万梨阿 /鈴木真仁 /冬馬由美 /石田彰
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『見てくんないと暴れちゃうぞ!』

アニメ大全集レビュー14

11年ぶりにスレイヤーズが帰ってきます!

スレイヤーズは、富士見ファンタジア文庫から刊行されているあらいずみるいのライトノベル(小説)を原作としたアニメです。
原作のライトノベルは、2008年4月現在、本編15巻、短編30巻の長期作品、売上は全シリーズ合わせて1500万部!?とライトノベルや小説の中では驚異的な売上を誇っています。

アニメは
第一期『スレイヤーズ』が1995年から全26話
第二期『スレイヤーズNEXT』が1996年から全26話
第三期『スレイヤーズTRY』が1997年から全26話放送されました。

ちなみに11年ぶりに放送される第四期は
『スレイヤーズREVOLUTION』になるそうです。


●スレイヤーズストーリー

「自覚すれども反省はない」をモットーとする自称“美少女天才魔道士”リナ=インバースが主人公。
リナが旅の途中、いつものように森で盗賊に絡まれているところを、通りすがった剣士ガウリイが成り行きで助ける。
ガウリイは見た目がまだ頼りないリナの保護者として、アトラス・シティまでの道筋を同行することに。
しかし、その途中魔王シャブラニグドゥの復活をもくろむゼルガディスに狙われ始める・・・。


スレイヤーズは、テレビアニメ、OVA、劇場用アニメ、漫画、ラジオドラマ、ゲームと当時大暴れした作品です。
また声優の『林原めぐみ』さんの代表作の一つでもあります。


アニメ化をきっかけに小説では少なかった女性ファンを獲得し、まさに死角なし!といった作品です。

今回の第四期では、どんな展開を見せてくれるのか今から非常に楽しみです。
スレイヤーズといえば、主人公のリナを中心に個性的なメンバーが多いですが、中心的なメンバーは全て第四期に登場するみたいです。

個性的なメンバーもそうなのですが、私はリナが使用する呪文の詠唱が本格的で好きでした。

それまでのアニメといえば、だいたい呪文や必殺技は一言か二言で発動するというパターンが多かったのですが、このスレイヤーズでは例えばリナがよく使っていた、『竜破斬(ドラグ・スレイブ)』という呪文を唱えるときでいえば、


『黄昏よりも暗きもの、血の流れよりも紅きもの、時の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓う、我らが前に立ち塞がりし全ての愚かなる者に、我と汝が魔力(ちから)持て、等しく滅びを与えん事を・・・・・ドラグ・スレイブ!』

とこれだけ唱えて、やっと呪文が発動するというかなり本格的なものでした。(自分の中で、呪文=呪文の詠唱というのがあるので)
この詠唱の場面の使い方も秀逸で、アニメの演出、声優の林原めぐみさんの演技でかなりカッコイイシーンになっています!


スレイヤーズを観るときは、個性的なキャラとこの呪文の詠唱を特に注意して観てみてください!

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ゼロの使い魔アニメレビュー


ゼロの使い魔 DVD
出演:釘宮理恵 /日野聡 /堀江由衣 /川澄綾子 / 櫻井孝宏 /猪口有佳 /井上奈々子

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『こ、こ、こ、この馬鹿犬〜〜〜!』

アニメ大全集レビュー12

ゼロの使い魔は、MF文庫Jから刊行されているヤマグチノボルのライトノベル(小説)を原作としたアニメです。
原作のライトノベルは、2008年4月現在、本編14巻、外伝2巻が刊行されています。

アニメは
第一期『ゼロの使い魔』が2006年から全13話
第二期『ゼロの使い魔 双月の騎士』が全12話
第三期『ゼロの使い魔 三美姫の輪舞』が全12話
放送されたラブコメファンタジー作品です。


●ゼロの使い魔ストーリー

平凡な高校生・主人公平賀才人はある日突然、異世界『ハルケギニア』に召喚されてしまう。

使い魔召喚の儀式で失敗し(普通は人間ではないものが召喚される)、平賀才人を召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い『ゼロのルイズ』こと貴族の娘ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールであった。

失敗とは言え、召喚の儀式にやり直しはないため、その場を収拾させるべく、ルイズは才人と強引にキスして“使い魔”の契約を交わしてしまう…。
そのとき才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが。

こうして、貴族のルイズと「犬」扱いされる平民才人との奇妙な同居生活が始まった。


このゼロの使い魔もそうなのですが、最近のアニメはオープニングテーマが非常に良い作品が多いように思います。
オープニングで掴み、本編に突入させたいってことでしょうか?
アニメ制作側の意気込みが伝わります。

第一期ゼロの使い魔オープニングテーマ『First kiss』、第二期ゼロの使い魔双月の騎士オープングテーマ『I SAY YES』共に主題歌とされに合わせた映像が非常にマッチングしています。
これだけでも一度観る価値がある作品ですね。


ゼロの使い魔は元々が小説の作品で、2008年4月現在本編が13巻、外伝が2巻出ています。
アニメで描いているのは、まだこの小説の途中までになります。第三期制作も発表しているので、小説の話しがある程度たまってからアニメを制作していく形みたいです。

ただこのゼロの使い魔、アニメでは小説には話しがあったり、小説とは違う展開をしたりするので、もし興味があるようでしたらアニメと小説両方観て比べるのも楽しいかもしれません。


『ゼロの使い魔』剣と魔法のファンタジー、それでいてラブコメ好きな人であれば楽しめるオススメ作品です。

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