RD 潜脳調査室アニメレビュー


RD 潜脳調査室 DVD
出演:森功至 /沖佳苗 /高橋広樹 /川澄綾子 /藤原啓治 /渡辺明乃 /野中藍 /鶴ひろみ
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RD 潜脳調査室名言
『私はほんの少し眠っていただけなんですがね・・・』

アニメ大全集レビュー100

『RD 潜脳調査室』(アールディー せんのうちょうさしつ)は、プロダクションI.G・士郎正宗共同原作のテレビアニメ作品です。
『RD』は『Real Drive』の略。
アニメは、2008年4月から全26話放送されました。


●RD 潜脳調査室ストーリー

2012年、海上都市・人工島は建設半ばで『海が燃える現象』に遭い崩壊した。
その近海での観測実験の最中に、現象に遭遇したフリーダイバー・波留真理(はるまさみち)は眠り続けることとなり、目覚めたときに肉体は老い、精神は事故当時のまま50年もの時が経過していた・・・。

そして2061年、人間がネット社会を構築して50年。
人間同士が意識で繋がることができる理想実現を期待されたネット社会だったが、個人情報の流出、情報の改竄など、新たな社会問題が現象化しているにも関らず、人は尚、取り交わされる情報をネットに依存し、ネットからの離脱を選択することはできなかった。
その結果、セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ、メタ・リアル・ネットワーク(略してメタル)が完成、人々の生活へと浸透していった。
しかしその結果、人は安全なメタルの中で本能を解放し、爆発させることを憶えた。
だが、人が生きている舞台は規律で縛られた現実世界である。
二つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが在らざる歪みとなって世界に現れはじめていた。
そうした歪みの原因を調査、究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は電脳ダイバーと呼んだ。

ヒロイン・蒼井ミナモと共にある事件を解決した波留は、電理研の特殊調査員として、再びダイバーとしての道を歩むことになるのだった。


 『RD 潜脳調査室』は、同じプロダクションI.Gと士郎正宗による『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズと共通の設定が登場しますが、少なくとも物語上の続編ではなく、『攻殻機動隊』の世界観の先にある未来の世界を見せる作品を目指す、言わば『姉妹編』的作品となっています。

更なるネットの進化の形メタリアル・ネットワーク通称『メタル』の存在がまず目を惹きます。
そのメタルの発達により、『現実世界ではなく、仮想世界の中に生きる』という選択を得た人々が、自らの理想世界に『ひきこもる』状態が通常となりつつある時代設定は、今の日本社会にリンクする部分があると思います。
また、メタルなどの使用にあたり、電脳化が普及した未来都市の生活感や空気感もリアルに描き出しています。
普通の生身の人間、体は生身だが電脳化した人間、電脳化に加え義体化もしている人間、人間ではないアンドロイドとが共存する世界観を見事に構築されています。

世界観も見事ですが、『RD 潜脳調査室』では人間描写も見事です。
50年間眠り続けたため、心と体のギャップに悩む波留の描写、時折描かれる波留が50年間眠っていたことを感じさせるエピソードはどれもグッときます。
特に、第6話『ラブレター』における、波留と波留の恋人とのエピソードは涙なしでは観られません。

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXアニメレビュー


攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX
出演:田中敦子 /阪脩 /大塚明夫 /山寺宏一 /仲野裕 /玉川紗己子 /榊原良子 /山口太郎
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攻殻機動隊名言
『世の中に不満があるなら自分を変えろ!それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!! 』

アニメ大全集レビュー98

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(こうかくきどうたい スタンドアローンコンプレックス)は、士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』を原作としたSFアニメです。
攻殻S.A.C.などと略称されることもあり、S.A.C.の部分は一般的にエスエーシー、またはサックと読まれます。
また、『攻殻機動隊』を原作とした作品は、テレビアニメ以外にも劇場用アニメ他、小説、ゲームなどの派生作品が展開されています。

テレビアニメは、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』が2002年から全26話
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』(こうかくきどうたい スタンドアローンコンプレックス セカンドギグ)が2004年から全26話
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(こうかくきどうたい スタンドアローンコンプレックス ソリッドステートソサイエティ)が2006年に全1話とシリーズ化されて放送されています。


●攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXストーリー

西暦2030年、情報ネットワーク化が進む中、犯罪の芽を探し出しこれを一掃する組織が設立された。
内務省直属の独立部隊、公安9課。
通称『攻殻機動隊』である。
彼らの役割は、深刻な電脳犯罪への対処・要人警護・暗殺・政治家の汚職摘発から、凶悪犯罪の捜査にまで多岐に渡る。
『少佐』と呼ばれるサイボーグ・草薙素子を中心に、9課のメンバーはネットに潜む犯罪に立ち向かう!


 『攻殻機動隊』は、独特の世界観、精密な描写、緻密な状況設定や未来技術の考証などがSFマニアやアニメファンを惹きつけ、1995年に公開された押井守監督の劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(ゴーストインザシェル / こうかくきどうたい)は、日本だけでなくアメリカでも大ヒットしたアニメ作品です。
始めは日本になじみの薄いSF小説的な内容のため、日本での興行成績はいまひとつでしたが、アメリカではビルボード誌のビデオ週間売り上げ1位を記録(1996年8月24日付)するなど、海外で高い評価を受け、日本への逆輸入という形で日本でも評価されるようになりました。
また、ウォシャウスキー兄弟製作の映画『マトリックス』に多大な影響を与えた作品としても有名です。

こうした原作・劇場版の人気を受けて制作された『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は、原作漫画や映画とはまた違うストーリーの第三の攻殻機動隊といえます。
原作や映画版では『人形遣い事件』を中心に話が進行しますが、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』では『もし草薙素子が人形遣いと出会わず、公安9課に残っていたら』(原作・映画では草薙素子が人形遣いと接触後失踪)という前提に立ったパラレルワールドでの物語が展開されます。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は結果として士郎版とも押井版とも違うテイストでしたが、こちらも好評を得て以降シリーズ化されるに至りました。

テレビアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の内容は、基本的に一話完結方式ですが、『笑い男事件』と呼ばれる作品の中心的な話があり、一話完結の話を『a stand alone episode』、『笑い男事件』関連の話を『complex episodes』と分けられているのが特徴的です。
また、その話がどちらに分けられるのかは各話のサブタイトル画面の背景色で判別できるようになっています。(一話完結は緑、笑い男関連は青という具合)

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXシリーズ』では、官僚組織の腐敗・医療問題・老人の介護問題・少子化・幼児虐待・難民問題・日米問題など、未来の世界という形に変えて現代の日本社会の問題を各シリーズでそれぞれ定義している点も大変興味深いです。
草薙素子を中心とする公安9課の面々が時折漏らす政府への批判は、今の日本人の多くが感じていることかもしれません。

ちなみにタイトルになっている『STAND ALONE COMPLEX(スタンド・アローン・コンプレックス)』とは、笑い男事件における一連の大規模な模倣者発生に対して、草薙素子が名付けた造語。
電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、結果的に集団的な振る舞いを見せる社会現象を言います。
孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも全体として集団的な行動(コンプレックス)をとることからこう呼ばれています。

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GANTZ(ガンツ)アニメレビュー


GANTZ(ガンツ) DVD-BOX
出演:浪川大輔 /大里雅史 /生天目仁美 /神谷浩史 /かかずゆみ /小林由美子 /伊藤健太郎
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GANTZ(ガンツ)名言
『てめえ達の命は、無くなりました。新しい命をどう使おうと私の勝手です。という理屈なわけだす。てめえ達は
今からこの方をヤッつけに行ってくだちい』

アニメ大全集レビュー94

『GANTZ』(ガンツ)、『週刊ヤングジャンプ』に連載されている奥浩哉による漫画作品、またそれを原作としたGONZO(ゴンゾ)制作によるアニメ作品、作中に登場する黒い球体の呼称です。
原作単行本は2008年6月現在23巻まで刊行、累計発行部数は820万部を超えるヒット作品となっています。
アニメは、2004年4月から『GANTZ(ガンツ) 〜the first stage〜』が全11話(DVD版では全13話)
2004年8月から『GANTZ(ガンツ) 〜the 2nd stage〜』が全13話それぞれ放送されています。


●GANTZ(ガンツ)ストーリー

高校一年生、玄野計(くろのけい)は、学校の帰りに電車のホームに落ちた男に出くわす。
玄野は、良い見世物と見物を決め込むが、偶然居合わせた小学生時代の同級生、加藤勝(かとうまさる)が線路に降りて救助しようとして、彼に呼ばれた事からやむなく手伝う羽目となる。
しかし、助けている最中に入って来た電車から避難し損ない、二人ははねられ即死と思われたが・・・。

次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。
そこには、同じ様に死んだはずの人々が集められていた。
部屋の中央にある謎の大きな黒い球。
彼らは、その『ガンツ』と呼ばれる球に、星人を『やっつける』ように指示され、別の場所へと転送されていく。

謎の球体『ガンツ』に集められた、死んだはずの人々。
理由もわからないまま、彼らは謎の星人と戦うことになるのだった・・・。


 『GANTZ』(ガンツ)は、作者いわく『日本人に馴染むSF』を目指して作った作品だそうです。
原作の漫画原稿は紙媒体の作品ではまだ珍しいCGによって制作されており、Shadeやフォトショップ等を駆使して背景や効果が精密に描画され、臨場感が高められています。

ストーリーの方も、ガンツによって選ばれた死者は、その肉体を元通りに復元され、『星人』と呼ばれる正体不明の怪物と戦う任務(ミッション)に強制参加、ミッションに生き残った参加者は元通りの肉体を与えられたまま一時的に日常世界へ戻されるが、再び新しいミッションに強制的に参加させられるといった現実と非現実が交錯する独特の世界観を展開しています。

また、相手となる星人も『ねぎ星人』『田中星人』『あばれんぼう星人』『おこりんぼう星人』といったコミカル名前の星人ばかりですが、どの星人も強力で中には一撃人間を粉々にできる敵もいます。
当然星人にやられた人間は死亡し、重要なキャラクターでも唐突に死んでしまったり、ミッションによっては参加メンバーのほとんどが死亡してしまうなど、不条理とも言える死と隣り合わせの緊張感がガンツの戦闘シーンの魅力と言えます。
そのため、話しが進むたびに登場人物が少しずつ、または一気に入れ替わるため、非常にたくさんのキャラクターが登場し、多くの個性溢れる登場人物は人気を集めています。
中には、映画や他漫画作品などをモデルにしたキャラクターも登場しますので、それらのキャラを探すだけでもけっこう楽しめますよ。

GANTZ(ガンツ)の先の読めない無慈悲なストーリー展開は、『ちそりゃないよ』と抗議をしたくなる場面もありますが、それだけに先の展開が気になる目を離すことができない作品です。

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クラウ ファントムメモリー・アニメレビュー


クラウ ファントムメモリー DVD
出演:川澄綾子 /小林美佐 /志村知幸 /甲斐田裕子 /小形満 /古澤徹 /飛田展男
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クラウ ファントムメモリー名言
『さよならを言いたいって言ってた』

アニメ大全集レビュー91

KURAU Phantom Memory(クラウファントムメモリー)はBONES(ボンズ)制作のアニメ作品です。
漫画版は講談社『月刊マガジンZ』に連載され、ノベライズ版がメディアファクトリー・MF文庫Jより発売されました。
アニメは、2004年から全24話放送されました。


●クラウ ファントムメモリー・ストーリー

西暦2100年。
次世代エネルギーの研究者である天箕(あまみ)博士は、月面にある基地で研究チームと共に原子衝突実験を行っていたが、突如実験装置から飛び出した2つの光が天箕博士の娘、天箕クラウに衝突し、彼女の体を分解してしまった。
しかしその光は再びクラウの姿を形作り、クラウは『リナクス』として蘇る。

リナクスとして蘇ったクラウには特別な力が宿っていた。
リナクスの力を使い、より速く走り、空さえも飛べる。
そんな娘の姿を見て、天箕博士は呟く、『私の娘を返してくれ』と。

それから10年後、クラウはリナクスの力を隠しながら、有能なエージェントとして日々を送っていた。
そんなある日、クラウの中からひとつの光が現れ少女となる。
クラウはその少女を『クリスマス』と名付けた。
対の片割れとの再会を果たした喜びも束の間、リナクスを追う者達が現れたため、二人は逃避行を開始する。


 『クラウ ファントムメモリー』を語る上で欠かせないのがリナクスの存在です。
リナクスとは、原子の中にある極小空間に存在する物質。
通常空間では空中を浮遊する光の塊の形をとり、二つが『対』として存在します。(クラウとクリスマスもこのリナクスの対の関係です)
あらゆる物質を原子に分解(要は消滅)する性質を持ち、人間も例外に漏れないが、稀にリナクス人間(リナサピエン)として蘇り、超人的な運動神経や飛行、壁を通り抜ける等の特殊能力を持つようになります。
また、リナクス人間となった場合、『対』の存在をつねに気にかける様になるが、これを失うと精神的に不安定になるという特徴があります。

これだけ聞くと、『クラウ ファントムメモリー』は一見難しそうな印象を受けますが、クラウとクリスマスの対としての二人の強い絆、リナクス人間となった娘・クラウに衝撃を受け、当初は彼女を受け入れられずにいたが、次第に愛情が芽生えさせていく父親、二人との出会いによって過去を乗り越える人など、リナクスを中心としてSF要素よりも二人を取り巻く人間ドラマが中心とするアニメです。

その『クラウ ファントムメモリー』でメインとなる人間ドラマの部分も怒ったり、悲しんだり、喜んだり、驚いたりする感情表現が非常に丁寧に描かれています。
感情表現の中でも、特に登場人物の涙を流すシーンが多いのが特徴です。
また、その涙も様々な種類があり、悲しい涙、寂しい涙、悔しい涙、うれしい涙とその一つ一つが記憶に残ります。
その一つ一つの仕草を見ているうちにキャラクターに感情移入できる、人間描写の巧みさは感嘆の一言です。

心温まる人間ドラマを観たいなら、『クラウ ファントムメモリー』はイチオシです。

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黒の契約者アニメレビュー


DARKER THAN BLACK-黒の契約者-DVD
出演:木内秀信 /福圓美里 /池田勝 /水樹奈々 /小林沙苗 /川上とも子
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『悲しくないのが・・・悲しい・・・。』

アニメ大全集レビュー90

『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』(ダーカーザンブラック くろのけいやくしゃ)はBONES制作のアニメ作品です。
2007年から全25話放送されました。(テレビ未放送1話を加えた全26話がDVDで発売)


●DARKER THAN BLACK -黒の契約者-ストーリー

10年前、突如東京を襲った異変。
通称『地獄門(ヘルズ・ゲート)』といわれる未知の領域が出現したその時から、この世界は本当の空を失った。
それと呼応するように現れたのは、特別な能力を身につけた者たちだった。
能力を得る代償として、人間らしい感情が希薄になり、人を殺めることさえ冷徹に行う彼らを、人々は畏怖を込め、『契約者』と呼んだ。
一見いつもと変わらない東京の風景。
しかしその裏では、ゲートに秘められた謎をめぐり、各国の諜報機関は『契約者』を利用して熾烈な諜報戦を繰り広げていた。

主人公・黒(ヘイ)もまた、そうした契約者の一人である。
彼はある組織に所属しており、他の諜報機関等からは『BK-201』又は『黒の死神』と呼ばれている。
そして、同じ組織のメンバーである銀(イン)・猫(マオ)・黄(ホァン)とともに、ゲートに関連する情報を集め、組織の任務を実行していた。


 『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』は、『エウレカセブン』『鋼の錬金術師』をアニメーション制作したボンズが制作しただけあって、非常にクオリティの高いアニメだと思います。
主な舞台は日本・東京であり、基本的には現実と同様の世界観となっています。
殆どのエピソードの舞台として実際に存在する場所・建物が登場し、新宿駅などを筆頭に非常に忠実に再現されています。
『ゲート』と呼ばれる異常現象と『契約者』と呼ばれる超能力者が存在していることを除けば、ほぼ現代の日本といった様子です。

物語は、基本的に2話完結で進み、『契約者』であり秘密組織に所属するエージェントでもある黒(ヘイ)、もしくは黒(ヘイ)のチームが、他の『契約者』たちとの戦闘、また任務に関係して出会う人々、または過去に関係のあった人々との交流を中心に進展してゆきます。
エージェントの仕事が暗殺などダーティな任務が多いこと、また契約者同士の抗争などからハッピーエンドで終わらない話しが数多く存在します。(もちろんハッピーエンドで終わる話しもありますが)

また、『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の一番の特徴はタイトルにも現れている通り『契約者』の存在だと思いますが、『契約者』になった途端人格が変わる、人格が変わった後は一部の例外を除いて感情が希薄になるといった特異な存在です。(ちなみに主人公の黒(へい)は感情をなくしていない特殊な契約者です)
特におもしろいのが、能力使用後には契約対価を支払う必要があるという設定です。

特殊能力や対価は人によって様々で、
●能力『内臓破裂』 対価『感受性を取り戻すこと』
●能力『重力遮断』 対価『自らの指の骨を折ること』
●能力『物質交換型テレポーテーション』 対価『小石を正確に並べること』
●能力『爆破』 対価『野草を食べること』
●能力『空気を自由に固形化させる』 対価『本の全ページにドッグイアーを作る』
●能力『触れた水分の凍結』 対価『喫煙』
●能力『空中の水分を集める』 対価『飲酒』
●能力『電気の流れを自在に操る』 対価『対象の靴を裏返して置く』
●能力『時間制御』 対価『若返る』
●能力『発火』 対価『歌を歌うこと』
●能力『真空発生』 対価『子供の生き血を啜ること』

などなど、色々な能力や対価があります。
特に対価に関しては、簡単なものから『?』と思うもの、絶対に契約者にはなりたくないなと思わせるものまで、本当に多種多様です。
能力使用後の対価ため、また契約者同士の能力の相性などもあり、契約者同士の戦闘は他のアニメの戦闘とは違った趣を持っています。

全体的にクオリティの高い作品ですが、オープニングの映像は一番力が入ってるのでは?と感じる力作です。
第二期 オープニングテーマ『覚醒ヒロイズム〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜』では、スピード感溢れる歌とポルシェ・911(997型)に乗って滑走する映像がとてもマッチしていて見応えがあります。

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エウレカセブンアニメレビュー


交響詩篇エウレカセブン DVD
出演:三瓶由布子 /名塚佳織 /藤原啓治 /根谷美智子 /小清水亜美 /辻谷耕史 /小杉十郎太 /久川綾
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『ねだるな、勝ち取れ!さすれば与えられん!』

アニメ大全集レビュー89

『交響詩篇エウレカセブン』(こうきょうしへんエウレカセブン)は、TBS系列で放送されたSFロボットアニメ、またはこれを原作とした漫画、小説、ゲーム作品です。
アニメは、2005年から全50話放送されました。


●交響詩篇エウレカセブンストーリー

スカブ・コーラルと呼ばれる珊瑚のような大地が地表を覆い、目に見えない未知の粒子トラパーの波が大気中を漂う、とある惑星の物語。

その辺境の街ベルフォレストに住む14歳の少年レントン・サーストンにとって、世の中は最悪で満ちていた。
彼の亡き父アドロック・サーストンといえば教科書にも載るほどの世界的英雄。
しかし、そんな父や失踪中の姉の事で級友にはからかわれ、英雄の息子らしからぬ成績の酷さに担任には頭を抱えられる。
一緒に暮らす頑固者の祖父アクセル・サーストンは家業の機械整備屋を継げと口うるさい。

そんな最悪続きのある日の晩、、レントンの家に幻のLFO(人型機動マシン)ニルヴァーシュが落ちてきた。
コクピットから現れたのは、美少女エウレカ。
メカニック業を営む彼の家に、ニルヴァーシュの整備を頼みに来たという。
アクセルとレントンは機体の整備を引き受けるが、突如連邦空軍からミサイル攻撃を受け工場は大破、エウレカは応戦するためニルヴァーシュに乗り出撃してしまうのだった・・・。


 『交響詩篇エウレカセブン』は、好きになった女の子の力になるためにひたむきに努力する主人公が、色々な経験や出会いを繰り返し成長していくうちに、彼女を守るため、そして世界を救うために戦うといったアニメの王道ストーリーを中心に、笑いあり、家族愛あり、ロボットありと、とても内容が充実した作品になっています。

個性豊かなキャラクター、独特の世界観も魅力的ですが、『交響詩篇エウレカセブン』 の一番の特徴はロボットとサーフィンを組み合わせた設定だと思います。
エウレカセブンに登場するロボットは、空を乗るためにサーフボードのようなボード型の飛行ユニットに乗って戦闘をする。
すなわち端的に述べると、『交響詩篇エウレカセブン』の世界では、大型ロボットが空中でサーフィンをしながら戦闘を繰り広げるという形をとっています。(一部例外あり)
空中をサーフィンしながら戦うロボット同士の斬新で爽快感があるアクションシーンは観る者を惹きつける滑らかな動きになっています。
劇中の音楽も効果的使われており、主題歌も含め全体的に物語にマッチした完成度の高い音楽になっていますが、特に第一期のオープニングテーマ『DAYS』、エンディングテーマ『秘密基地』は映像と共に物語の内容をよく現しているすばらしい出来です。


また、『交響詩篇エウレカセブン』には、過去のアニメ、映画作品、テクノ音楽などに対するオマージュもしくはパロディが多数見受けられます。
他作品の台詞や場面を部分的に模倣するという手法のみでなく、物語の設定やストーリー構成そのものにもそれを大胆に取り込んでいる点が『交響詩篇エウレカセブン』の特色です。

劇中の台詞をはじめとする作品要素の引用元として、製作者、視聴者、アニメ評論家からは『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、『天空の城ラピュタ』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『超時空要塞マクロス』、『トップをねらえ!』、『キャプテン翼』、『The・かぼちゃワイン』といったアニメ作品。
『トレインスポッティング』、『セーラー服と機関銃』、『ツインピークス』といった実写作品などの名前が挙がります。
また、劇中に登場するキャラクターの名前やメカニック用語、各話のサブタイトルなどについても様々なジャンルから引用されたネーミングが多く見られます。

登場人物名の名前の由来
●レントン・サーストン:小説および映画『トレインスポッティング』の主人公、マーク・レントンから。姓の「サーストン」はロックバンド、ソニック・ユースのサーストン・ムーアから。
●エウレカ:『わかった』、『見つけた』を意味するギリシャ語から
●タルホ・ユーキ:漫画およびアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』の登場人物、有紀蛍(ゆうき けい)から。
●チャールズ・ビームス、レイ・ビームス(夫婦):工業デザイナーの夫婦、チャールズ・イームズとレイ・イームズから。
米国のR&B歌手、レイ・チャールズを挙げる意見も。

メカニック用語、名称の由来
●ニルヴァーシュ:仏教用語のニルバーナとアメリカのロックバンド、ニルヴァーナから。

各話タイトル名の由来
●第24話『パラダイス・ロスト』:坂本龍一の楽曲『Paradise lost』から。

などなど、この他にも多数の引用が見られます。
特に各話のタイトルは、そのほとんどが何かしらの楽曲からの引用になっています。

『交響詩篇エウレカセブン』は、少年の恋や成長、世界を救うといった王道ストーリーは観る人を選ばず、日頃アニメを観ない人や大人でも楽しめる作品です。

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銀河英雄伝説アニメレビュー


銀河英雄伝説 DVD-BOX
出演:堀川亮 /富山敬 /広中雅志 /佐々木望 /森功至 /若本規夫 /榊原良子 /キートン山田
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『宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン、どんな状況のなかにあっても結局は当人が選択したことだ。』

アニメ大全集レビュー85

『銀河英雄伝説』(ぎんがえいゆうでんせつ)は、田中芳樹によるSF小説、またこれを原作とするアニメ、漫画作品です。
原作小説は、本編だけで一千万部突破を記録したベストセラーで現在もその記録を伸ばし続けている怪物小説です。
アニメは、1988年から劇場版アニメ3作、OVA本編110話、外伝52話が制作されました。


●銀河英雄伝説ストーリー

西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。
宇宙暦776年/帝国暦467年、人類は宇宙に進出し、巨大な文明を築いていたが、決して統一されていたわけではなかった。
専制国家である銀河帝国、そして民主共和制の自由惑星連盟。
広大な銀河を舞台に、二手にわかれた人類による戦争は150年にも渡って繰り広げられながら、なおも決着がついていなかった。

銀河帝国の貧乏貴族の家に生まれたラインハルトは、姉を皇帝に奪われて以来、たったひとりの友キルヒアイスと共に、銀河帝国を奪い取る野望を胸に軍人となり、出世していく。
一方、自由惑星同盟にあって、不本意ながら軍人になってしまい、それでも功績を立て続けるヤン。
銀河帝国と自由惑星同盟の長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、2人の英雄が出現よって、人類の歴史は大きく展開し始める。


 『銀河英雄伝説』は、銀河系を舞台に、銀河帝国と自由惑星同盟、およびフェザーン自治領(形式的には、フェザーンも銀河帝国の一部)の攻防と権謀術数を、ふたりの主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーを軸に描くスペースオペラ作品です。
世界観はSFですが、科学技術的な描写はあまりされず、対立する陣営の様子、人物像、権謀術数、歴史の流れが中心で、『後世の歴史家による記述』という体裁を取っており、架空の歴史小説であるかのような作品作りになっています。
アニメ版においても、歴史教科書に載っている写真の様な描写が幾つも見られます。

『銀河英雄伝説』では首尾一貫して『超能力』『異星人種族』『未知のエネルギー』『戦闘用ロボット』『アンドロイド』といった世のありようを変えるSF的な要素を一切持たせず、いずれも、史実、あるいはそれを基にした過去の文学作品などの、人間同士の営みから生み出される歴史ドラマとしての構成に徹底してこだわり、他のSF作品とは一線を画す存在となっています。


また、ヤンやラインハルトの戦闘に代表される、戦略や戦術の心理、細かい駆け引きなどのリアルな描写はすばらしく、他の作品ではあまり見られない深い部分まで掘り下げた描き方をされていますが、それ以上に政治や国の描き方に驚かされました。
観る人の国や人種によって捉え方は違ってくると思いますが、やはり日本人の私としては、絶対君主制の専制政治=旧体制の政治、共和制の民主政治=新体制の政治というイメージが強かったので、民主政治国家である自由惑星同盟が腐敗した衆愚政治と化し、滅亡寸前の国家であったことに衝撃を受けました。
腐敗した民主政治(自由惑星同盟)と清潔な専制政治(銀河帝国)のどちらが優れているか?というテーマは大変興味深いものでした。

民主政治(自由惑星同盟)側の主人公であるヤンの自由と民主共和制に対する思いや、母国の政治体制の腐敗を嘆いた以下のセリフなど、数々の国や政治に対する意見はとても考えさせられる内容になっています。
『政治権力とジャーナリズムが結託すれば、民主主義は批判と自浄の能力を欠くようになり、死にいたる病に侵される。』
『権力は制限され、批判され、監視されるべきである。ゆえに専制政治より民主政治のほうが本質的に正しいのだ。』
『私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている。』


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スペースコブラアニメレビュー


スペースコブラ DVD-BOX
出演:野沢那智 /榊原良子 /藤田淑子 /高島雅羅 /佐々木優子 /小林清志

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『俺の名はコブラ、左腕に銃を持つ不死身の男さ』

アニメ大全集レビュー73

『スペースコブラ』は、週刊少年ジャンプに連載された寺沢武一による漫画『コブラ』を原作としたSFアクションアニメ(スペースオペラ)作品です。
アニメは、1982年から全31話放送されました。
原作コミックは、累計発行部数3000万部を超える人気作品となっています。
週刊少年ジャンプでの連載が終了してからも、『スーパージャンプ』、『コミックフラッパー』と掲載誌を変えながら、断続的にではありますが継続しています。
また、2008年に連載30周年を記念して、全3弾からなる新作アニメ化が決定しています。
第1弾は原作者<寺沢武一>自らが、監督・脚本・絵コンテをつとめる『ザ・サイコガン』をDVD全4巻にてOVA化。
第2弾はDVD全2巻でOVA化。
第3弾ではTVアニメシリーズが決まっているようです。
いずれもコブラ役に野沢那智、レディ役に榊原良子と、前作『スペースコブラ』と同じキャストになっています。


●スペースコブラストーリー

24世紀の地球。
貿易会社に勤める平凡なサラリーマンのジョンソンは、自分の願望を夢として見させてくれる『トリップ・ムービー』に出かけた。
彼がそこで見た夢は、左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊『コブラ』が、悪の犯罪組織ギルドを相手に暴れ回る大活劇だった。
その後、ジョンソンはカジノでギルドの一味と遭遇し、騒乱の最中に思わず腕のサイコガンを発射してしまう。
実はジョンソンこそ、5年前に血なまぐさい世界から逃れようと顔 を整形し、自ら記憶を封印したコブラ本人だったのだ。

心のどこかで、かつてのスリルと興奮に満ちあふれた危険な日々を取り戻したがっていると気づいた彼は、相棒のアーマロイド・『レディ』とともに、再び冒険と戦いが待つ宇宙へと旅立っていく。


 スペースコブラは、日本のアニメとしては珍しく作風にアメコミの影響が強く見られる作品です。
特に、原作漫画の作画技法に凝ることで知られ、2次元コンピュータグラフィックスを初めて連載漫画の原稿作成に導入したパイオニア的存在としても知られています。
カラー原稿は、背景の隅々にまで手が入れられており、漫画原稿にかかわらず単品のポップアートとしても通用する領域に達しており、海外における評価も高い作品です。
作者の寺沢武一デビューした1970年代当時としては、女性キャラクターの露出度が非常に高く、少年漫画誌への掲載には物議を醸したが、絵のクオリティの高さに女性ファンも増加することで次第に沈静化しました。
また、作者の寺沢武一はコブラでデビューするまでは、手塚プロダクションでスタッフと働き、手塚治虫にその作画力の高さを絶賛されていたことでも有名です。

そうした原作のクオリティの高さがアニメ版でも生かされ、30年近く経った今でもまったく色褪せることのない作品となっています。
特に、主人公のコブラの魅力がたまりません。
海賊でありながら情に厚く、女好きでお人よしな三枚目。
整形前の顔は、今と似ても似つかぬ超二枚目。でも、『今の顔の方が愛嬌があるから』と元の顔に戻さない粋な性格。
そして、普段は三枚目でも愛するもののために、最強の銃・サイコガンを駆使して戦う彼の姿は、まさしくハードボイルドな男の世界です。
彼の性格・台詞・行動全てに、男らしさを感じます。

新作アニメ化も決まり、またまたコブラ人気に火がつきそうな勢いです。
キャストも昔のままに、21世紀になってさらにパワーアップして帰ってくるコブラが楽しみで堪りません。

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カウボーイ ビバップ(Cowboy Bebop)アニメレビュー


COWBOY BEBOP DVD-BOX
出演:山寺宏一 /石塚運昇 /林原めぐみ /多田葵 /若本規夫 /高島雅羅 /長沢美樹

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『女はすぐ裏切るが、男は義理に生きるもんだ』

アニメ大全集レビュー71

『カウボーイ ビバップ』(Cowboy Bebop)はサンライズ制作のSFアクション(スペースオペラ)アニメ作品です。
アニメは、1998年から全26話放送されました。
また、劇場作品『カウボーイビバップ 天国の扉』も製作され、2001年に公開されています。
1998年に第3回アニメーション神戸で作品賞・テレビ部門を、2000年日本SF大会で星雲賞メディア部門をそれぞれ受賞しています。


●カウボーイ ビバップストーリー

2071年、舞台は宇宙時代を迎えた太陽系。
混乱した世界では、発生する犯罪も多種多様化し、惑星間に散っていった犯罪者を捕らえるために賞金稼ぎの制度が導入されていた。

宇宙船『ビバップ号』に乗って旅するカウボーイ=賞金稼ぎコンビのスパイクとジェット、女賞金稼ぎフェイ、天才少女ハッカーのエド、そして犬のアイン、行動を共にする彼ら一行の活躍を描く。


 カウボーイ ビバップは、ハードボイルドタッチのSFアクションアニメで、『傷だらけの天使』や『探偵物語』といった70年代の日本のTVドラマ、『スティング』や『ゲッタウェイ』などのアメリカン・ニューシネマをイメージした作風が特徴の作品になっています。
同じアニメなら、『ルパン三世』や『スペースコブラ』などの作品をさらに近代的にしたようなイメージでしょうか。
両作品が好きな人なら、カウボーイ ビバップは必ず楽しめる作品だと思います。

また、ジャズをベースにした独特の洗練された音楽、作品が持つ個性的で魅力的な世界観、ビバップ号の乗組員を筆頭としたキャラクターの個性、アクションシーンに代表される演出力・表現力などが高い評価を受けています。
特に作中のBGM、OP/ED曲は一部を除いて全て菅野よう子によって作曲されており、第13回日本ゴールドディスク大賞『アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー』を受賞するほどのクオリティの高さを誇っています。

カウボーイ ビバップの特徴の一つに、登場人物のデザインに人種的特徴がよく表れている点も挙げられます。
その理由もあるのか、海外のアニメファンの間での評価は非常に高く、今なお根強い人気を持っています。
忍者や侍など、日本的な特徴を持つアニメや、美少女や萌えなど、秋葉的な特徴を持つアニメが人気のある海外市場の中で、カウボーイ ビバップはかなり特殊な例の作品であるといえます。

小気味のよいホーンセクションの音楽と、COOLでスタイリッシュな映像で始まるオープニングテーマ『Tank!』、始めにそれを見たら『これまでのアニメと何か違う!』と感じるはずです。

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宇宙船サジタリウスアニメレビュー


宇宙船サジタリウス DVD-BOX
出演:島田敏 /緒方賢一 /塩屋翼 /岡本麻弥 /堀江美都子 /高島雅羅
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『スターダストボーイズ』

アニメ大全集レビュー64

宇宙船サジタリウス(うちゅうせんサジタリウス)は、日本アニメーション制作のSFアニメで、1986年から全77話が放送されました。
宇宙船サジタリウスは、イタリアの物理学者、アンドレア・ロモリが描いた『アルトゥリ・モンディ』 というSF怪奇冒険絵本を原作としてますが、原作から借りているのはメインキャラクターや一部の設定のモチーフだけであり、ほぼ日本アニメーションオリジナルの作品です。


●宇宙船サジタリウスストーリー

未来の宇宙時代、トッピーとラナは宇宙輸送の中小企業・宇宙便利舎のサラリーマンで中古貨物宇宙船サジタリウス号のパイロット。

月面基地のトイレ修理の仕事を終え、ひと月ぶりで地球に戻ると、社長から次の仕事を言い渡された。
依頼主は宇宙考古学研究所の研究員のジラフ。
依頼内容は、学会が認めない時節を証明するために、未開の惑星・ベガ第3星に調査に旅立った恋人のアン教授を連れ戻したいというものだった。

3人は途中知り合った宇宙の吟遊詩人シビップを仲間にし、おんぼろ宇宙船サジタリウス号でアン教授のいるベガ第3惑星へと旅立っていった。


 宇宙船サジタリウスといえば、カバみたいな顔のトッピー、カエルみたいな顔のラナ、ロバみたいな顔のジラフと、主人公の三人を筆頭に、全キャラクター異星人顔であることが特徴的です。
一応三人が住んでいるところは地球になっているので、地球人ということになるのでしょうか?
見た目の印象は、『ムーミン』などに近いイメージがあります。
そして、この中年三人組がアンチヒーローよろしく、平凡で生活感に溢れ、どこか冴えない、けどなぜか魅力的なキャラ、と後に先にもあまりいないタイプの主役像でした。

その辺りの三人組の様子は、影山ヒロノブが歌うオープニングテーマの『スターダストボーイズ』で唄われています。

●スターダストボーイズ歌詞
 どこから見てもスーパーマンじゃない
 スペースオペラの主役になれない
 危機機一髪も救えない
 ご期待通りに現れない
 ため息つくほど粋じゃない
 拍手をするほど働かない
 子供の夢にも出てこない
 大人が懐かしがることもない
 だからといってダメじゃない
 星くずの俺たち、結構いいとこあるんだぜ


そんな等身大の主役達が、知恵と勇気を振り絞り、時に命を張って冒険に赴くストーリーが親近感を与え人気を呼び、半年程度の予定でスタートした宇宙船サジタリウスでしたが、最終的に2年近くも放送されるヒットアニメとなりました。
視聴率が取れないといわれていた日本と外国との合作であった宇宙船サジタリウスですが、最初は10%ちょうどでスタートし、最終的には最高視聴率は19.3%になるまでに人気を集めました。

ちなみに、個性的な三人組の中でも特に個性的で一番人気があったのが、大阪弁で喋るカエル顔のラナでした。
特に大好物のラザニアを食べるシーンが何度か放送され、ラザニアという料理の名前をこの番組で覚えた当時の子どもは少なくないほどの影響力がありました。(当時の日本ではイタリア料理の中でマイナーな存在であった)
中には、宇宙船サジタリウスの内容は覚えてないけど、『ラザニア好きのカエルは知ってる!』という人もいるぐらい印象的なキャラクターです。

また、エンディングテーマの『夢光年』(同じく影山ヒロノブ)は、その歌詞の壮大さと落ち着いた曲調が幅広い層に受け入れられ、1980年後半には全国各地の学校で合唱曲として頻繁に使用されていた時期がある程の名曲です。

主人公や世界観の設定など『今観てもおもしろく、また新しく感じる』宇宙船サジタリウスはそんな作品です。

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バイファムアニメレビュー


銀河漂流バイファム DVD-BOX
出演:難波克弘 /鳥海勝美 /竹村拓 /野沢雅子 /菊池英博 /冨永みーな /原えりこ /笠原弘子
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『いつまでも13人』

アニメ大全集レビュー35

銀河漂流バイファムは、ジュール・ヴェルヌの小説『十五少年漂流記』をモチーフとした『宇宙版十五少年漂流記』と呼ばれる作品で、1983年から全46話放送されました。


●銀河漂流バイファムストーリー

西暦2058年、地球から43光年離れたイプザーロン星系に進出した人類。
そこに突如として現れた異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊・大人たちは全滅。
13人の子供たちだけが取り残されてしまう。

辛うじて脱出した13人の子供たちは、異星人に囚われた家族や友人を救出するために、地球軍の練習艦ジェイナスに乗り込んで、今や戦場となった宇宙を進む。


 銀河漂流バイファムは、テレビアニメ番組としては実験的試みがいくつかされています。

・次回予告を廃し、アバンタイトルを導入した。
これは日本のテレビアニメでは初めての試みです。
・敵陣営の描写を行わず、視聴者にもその概要を全く明かさない。
・オープニング主題歌が全て英語歌詞。
ゴールデンタイム放映のテレビアニメとしては『ルパン三世そ の1』に次いで2作品目です。
(ただしオープニング以外は3クール以降は改められました。)


物語中盤から終盤にかけての少年少女たちの微笑ましい日常や活躍、ときに重い葛藤などの人間模様がとても細かく描かれていてとても好感がもてます。

序盤は、同じ十五少年漂流記をモチーフにしている『無限のリヴァイアス』もそうですが、銀河漂流バイファムも負けず劣らずハードな展開が続きます。

一緒に脱出した大人たちが子供たちを守るために、次々と散っていくシーン。
特に、第3話『生存確率0.29%!絶望への挑戦!』は多くの大人たちが戦死する、銀河漂流バイファムの中でもっとも悲しいエピソードの一つです。

中でも『中尉(名前不明)』の死に様が心に焼き付いています。
次々と味方が戦死し、コンピューターが算出した生存確率0.29%という絶望的な戦闘の中、その状況を打破するためバイファムで敵の母艦に特攻をかけ、壮絶な最後を遂げたシーンは忘れることができません。

炎に包まれるコックピットの中で、妻子と過ごした楽しい時間を想う場面は涙を誘います。

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レイズナーアニメレビュー


蒼き流星SPTレイズナー DVD-BOX
出演:井上和彦 /江森浩子 /梅津秀行 /平野文 /戸田恵子

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『僕の名はエイジ、地球は狙われている』

アニメ大全集レビュー33

蒼き流星SPTレイズナー(あおきりゅうせい エスピーティー レイズナー)は、1985年から全38話が放送された、サンライズ製作のロボットアニメ(SFアニメ)です。
また、完結編が1986年にOVAで発売されました。


●蒼き流星レイズナーストーリー

1996年、人類は地球を飛び出して火星に進出したが、アメリカとソ連の冷戦もまた火星にまで拡大していた。

国連主催のコズミック・カルチャー・クラブ(宇宙体験教室)に選ばれた少年少女達は、火星に到着して間もなく、突如現われた謎の機動兵器・SPTによる攻撃に晒されてしまう。
そんな窮地に陥った彼らを救ったのは、青いSPTを駆る少年主人公・アルバトロ・ナル・エイジ・アスカであった。

彼はグラドス星によって地球が狙われていること、そして自分が地球とグラドスの混血であることを告げる。


 蒼き流星SPTレイズナーの世界では、1985年の作品ということもあり、1996年になってもソ連がまだ存続していて、アメリカと冷戦を続けています。
さすがに、1996年の時点で火星まで進出しているという設定には無理があるものの、宇宙に進出してもなお米ソの冷戦が継続している設定は、当時を考えれば十分に現実味がありました。

また、今ではあまり珍しくありませんが、当時では珍しく物語が2部構成になっていて、2部では1部から3年後の世界が舞台になっています。

前期物語は火星脱出を巡るグラドス追撃隊との攻防。
後期物語はそれから3年後、グラドスに占領された後の地球での戦いが描かれています。

前半で登場した少年少女たちが青年に成長し、ある者は侵略者に抵抗し、ある者は地球人の文化を守り、また他にもグラドス側に入り込んで暗躍するなど、それぞれの場所でそれぞれの戦争を繰り広げています。

『侵略に対する反抗』という構図が主流のロボットアニメにおいて、『侵略が完了した後の占領下における体制へのレジスタンス運動』というテーマを描いた非常に珍しい作品になっています。


他にも、ロボットアクションはレイズナーの特徴と言えるV‐MAX(非常時高速戦闘システム)を生かした演出で躍動感溢れる戦闘シーン。
オープニングアニメーションは、スピード感と迫力溢れる構成で、現在でも評価が高い(特に後期版)。
また、主題歌のサビ部分に入る前に本編のダイジェストが挿入されるという斬新な演出で視聴者に強い印象を残すなど、蒼き流星SPTレイズナーは今でも名作の呼び声高い作品です。

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無限のリヴァイアスアニメレビュー


無限のリヴァイアス DVD
出演:白鳥哲 /保志総一朗 /関智一 /檜山修之 /桑島法子 /丹下桜 /氷上恭子 /佐久間レイ
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『過ちを犯すな!もめるな!争うな!なじるな!
傷つけるな!普通でいろ!』
 
アニメ大全集レビュー32

無限のリヴァイアスは、『SF十五少年漂流記』をコンセプトに1999年に全26話放送されたサンライズ制作のアニメ作品です。


●無限のリヴァイアスストーリー

2137年、大規模に出現した高密度のプラズマ雲が太陽系の南半分を覆いつくす。
その影響で地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受けた。

時は流れ2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になる。
しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦『リヴァイアス』が起動した。

大人達は全員死んでしまい、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人だけだった・・・。


 無限のリヴァイアス、最初からハードな展開が続きます。
大人達が全員死亡し、子供だけになるだけでは終わりません。
謎の敵からの執拗な攻撃だけに終わらず、救助してもらえるはずの地球軌道保安庁から攻撃を受けます。
孤立無援な状態で逃避行を続けていく様は、同じ十五少年漂流記をモチーフにしている『銀河漂流バイファム』と通じるところがあります。

また無限のリヴァイアスでは、SFとしての設定と舞台が用意されているが、大筋としてはキャラクターの立ち位置と人間関係、心理状態が大きく移り変わっていくことを中心に描写が当てられているのが他のSFアニメと違い特徴的です。

特に、中盤から終盤にかけての戦艦という密閉された極限状態の中で、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げる展開はリアルな人間模様が描かれています。

特に主人公・相葉昴治(あいばこうじ)の成長は丁寧に描写されています。
ことあるごとに殴り倒される、主人公なのに主役ロボの操縦に最初から最後まで一切関わらない。

サンライズ史上最弱の主人公とも言われた昂治が、艦内から全ての争いをなくすために絶対王政体制を取り、独裁者と化して自分を殺そうとした親友・尾瀬イクミ(おぜいくみ)に対し、ニードルガンを突きつけられてもなお、説得しようする昂治の最後の姿には感動すら憶えます。

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ナディアアニメレビュー


ふしぎの海のナディア DVD-BOX
出演:鷹森淑乃 /日高のり子 /滝沢久美子 /堀内賢雄 /桜井敏治 /大塚明夫 /井上喜久子
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ふしぎの海のナディア名言
『ナディア!生きろーーー!!!』

アニメ大全集レビュー24

ふしぎの海のナディアは、ジュール・ヴェルヌによるSF小説『海底二万マイル』(及び『神秘の島』)を原案とした作品です。
アニメは、1990年から全39話NHKで放送されました。
また、『新世紀エヴァンゲリオン』『天元突破グレンラガン』を制作したガイナックスがアニメ制作を行ったことでも有名です。


●ふしぎの海のナディアストーリー

西暦1889年のヨーロッパを舞台の中心として、発明好きの少年主人公・ジャンと、青い宝石『ブルーウォーター』を持つ少女ヒロイン・ナディアはパリ万国博覧会中のエッフェル塔で出会う。

ナディアの故郷を目指す旅のなかで、古代アトランティスの超科学文明を操り世界を支配しようとする組織『ネオアトランティス』と、それを阻止しようと彼らに対立する万能潜水艦『ノーチラス号』との戦いに巻き込まれていく。


 元々ふしぎの海のナディアの企画の原案は、スタジオジブリの宮崎駿監督であったがNHKに採用されず、宮崎駿はスタジオジブリのアニメ映画『天空の城ラピュタ』として作品化しました。
しかし、元の企画そのものはNHKに残され、後にふしぎの海のナディアとしてアニメ化しました。
そのため、ふしぎの海のナディアの中には、『ラピュタ』を連想させる設定(謎の青い石や超古代文明の存在など)が出てきます。

ぶっとんだ展開でとても楽しませてくれる作品ですが、それだけじゃなく、発明好きの主人公・ジャン、ベジタリアンでワガママなヒロイン・ナディアを筆頭にふしぎの海のナディアでは、個性豊かなキャラクターが更に物語を盛り上げます。

特に子供たちのサポートする、大人のキャラクターが非常に魅力的で、最初はナディアのブルーウォーターを盗もうとしていた敵として登場したのに、いつまにかナディアたちを守るかけがえないのない仲間となったグランディス一味・グランディス、サンソン、ハンソン。
そして、ノーチラス号のネモ船長やエレクトラ副長など。
主人公以外のこういったキャラクターにも悩みや悲しみ、それに立ち向かう強さや迷いなど、心理面も細かく描かれており、人間味溢れる行動やセリフに共感させられます。

こういった大人たちの影響を受け、少しづつ成長していくジャンとナディア。
特に最初はワガママで自己中心的だったナディアは、回を重ねるごとに行動や言動から成長を伺わせます。

楽しいだけじゃなく、シリアスだけでもない。
ふしぎの海のナディアは、笑いと内容の深さを合わせもった、新世紀エヴァンゲリオンや天元突破グレンラガンとはまた違う魅力をもった、実に楽しめる作品です。

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エヴァンゲリオンレビュー


ヱヴァンゲリヲンDVD
出演:三石琴乃 /林原めぐみ /緒方恵美 /山口由里子 /立木文彦 /宮村優子 /長沢美樹 /山寺宏一
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『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・』

アニメ大全集レビュー20

新世紀エヴァンリオンは1995年から全26話放送されたアニメです。
新世紀エヴァンゲリオンのリメイク作品、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』も2007年9月に公開されました。
今作は新世紀のヱヴァンゲリヲンとして、全く新しい結末が予定されています。


●新世紀エヴァンゲリオンストーリー

2000年9月13日に南極で発生した『セカンドインパクト』と呼ばれる大災害後の地球を舞台とする。
世界を壊滅状態へと導いた『セカンド・インパクト』から15年後、地球は謎の巨大生物『使徒』と呼称される新たな脅威に見舞われていた。

国連の下部組織である特務機関NERV(ネルフ)は、襲来する使徒を殲滅するため、汎用人型決戦兵器人造人間『エヴァンゲリオン』を極秘に開発していた。

14歳の主人公碇シンジは、ネルフの最高司令官で父親でもある碇ゲンドウから、使徒と戦うエヴァンゲリオンのパイロットに任命され、世界の命運を託されたのであった・・・。


エヴァンゲリオンは『機動戦士ガンダム』に続く第3次アニメ革命と言われ、社会現象にまでなった1990年代を代表するアニメ作品です。

アニメーションの作風、キャラクターの内面を深く描いた斬新な表現方法が後に続くアニメ作品に多大な影響を与えました。

エヴァンゲリオンの成功はアニメブームに繋がり、放送後の1997年頃からは、首都圏でテレビアニメが週約50本放送される空前のブームとなりました。
エヴァンゲリオンの深夜帯再放送における高視聴率をきっかけにアニメの深夜放送(いわゆる深夜アニメ)が増加したことと合わせて、現在のアニメ放送体系を決定付けたと言えます。

また、エヴァンゲリオンはそれまでアニメを観なかった人、心理学に興味を持った人にも広がり新しいアニメ層を開拓しました。


何気ない日常、緊迫した戦闘シーン、政治面での心理戦、そして各キャラクターが抱える内面の描写など、エヴァンゲリオンはとても丁寧に作りこまれた作品です。

深く考えて観てもよし!深く考えずに気楽に観てもよし!(劇場に行ったときは小さな子供もたくさん観に来ていました)
どちらの見方でも十分に楽しめます。

また、前述したように今までアニメを観なかった人も多くの人がファンになった作品ですので、アニメを普段あまり観ない人には特にオススメですね。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版は単なるリメイクと思ったら大間違いです!
3Dなどを取り入れた映像表現は、もう別物といっても過言ではないくらいのクオリティの高さ!
大筋は同じでもストーリーも若干違ってきています。
というより予告を観る限りまったく違うストーリー展開を見せるのでは?と思ってしまう予告内容でした。

まだ観てない人はぜひ観ることをオススメします!

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マクロス7アニメレビュー


マクロス7 DVD-BOX
出演:林延年(現:神奈延年) /桜井智 /菅原正志 /高乃麗 /子安武人 /速水奨 /中川亜紀子
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『俺の歌を聴けぇ!!!』

アニメ大全集レビュー18

マクロス7は超時空要塞マクロスの35年後の世界を描いており、1994年から全49話放送されたアニメです。


●マクロス7ストーリー

西暦2045年。リン・ミンメイの歌により第一次星間大戦が終結してから35年。
銀河の中心に向けて航行中の超長距離移民船団『マクロス7』に謎の戦闘部隊が襲い掛かった。

そんな中、ロックバンド『FIRE BOMBER』のボーカル・主人公熱気バサラは、愛機VF-19改ファイアーバルキリーで戦場に飛び出し、一切の戦闘を行わず歌を歌い続ける。
その行為を最初は誰もが馬鹿にしたが、次第に歌の力の価値を認められていくのだった。


マクロス7は超時空要塞マクロスの続編として、11年ぶりに制作されたTVアニメシリーズです。

今回のマクロス7でも、前回の超時空要塞マクロスと同じく、『歌』『可変戦闘機』『三角関係』はマクロス7でも健在ですが、いくつかの変更があります。

1.歌を歌うのがアイドルからロックバンドに。
2.本物をモチーフしリアリティーを追求した戦闘機(バルキリー)が、口のついたバトロイド(バルキリーが人型に変形した姿)を始めキャラクターを追求したメカニックデザインに。
3.軍人として戦闘を行っていた主人公を、ロックバンドのボーカリストで戦闘中に戦闘を行わず歌を歌う特異な主人公に。


以上の変更点はシリーズの世界観を損ねるという批判と、枠を広げて新たなファン層を開拓したという意見と、時を経てなお賛否が分かれています。

マクロス7は『歌の持つパワーが戦争を超えられるのか』というテーマを体現する主人公を邪道と見るか理解を示せるかによって評価が分かれますが、『FIRE BOMBER』の歌はそれを抜きして、聴く価値のある魅力溢れる歌が満載です!

歌を歌うを務める熱気バサラとヒロインミレーヌ・ジーナスは通常は声優、歌を歌う場面ではプロのミュージシャンを使う本格的な歌は、前回のリン・ミンメイとはまた違う形で心に響いてきます。

バサラが歌う『TRY AGAIN』
ミレーユが歌うエンディングテーマにもなっている『MY FRIENDS』

まずはこの2曲を聴いてみてください!

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超時空要塞マクロスアニメレビュー


超時空要塞マクロス DVD-BOX
出演:竹田えり /羽佐間道夫 /小原乃梨子 /長谷有洋 /飯島真理 /土井美加 /神谷明 /速水奨
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超時空要塞マクロス名言
『キューンキューン キューンキューン
私の彼はパイロット』

アニメ大全集レビュー17

最新作のマクロスF(フロンティア)も2008年4月から始まりました。
超時空要塞マクロスは1982年から全36話放送されたアニメです。


●超時空要塞マクロスストーリー

西暦1999年、謎の宇宙船が地球に墜落した。
人々は宇宙船に装備された未知の宇宙からの脅威に対処すべく地球統合政府を樹立。
世界規模の紛争(統合戦争)を経て、墜落艦を改修し『マクロス』と命名する。
そして10年後の2009年、再び宇宙へ旅立つ進宙式典の最中、何者かによってマクロスに仕掛けられたブービートラップが発動する・・・。


ちなみに、TV放送終了後の1984年に放送された劇場アニメ

『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』


は設定の大部分にアレンジが施され、オリジナルの色合いが濃くなっているが、これはアニメ世界内の映画(劇中劇)という設定です。
TV版『超時空要塞マクロス』がテレビドラマとして、劇場版超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が歴史映画として、演出により描き方は異なるものの、両作品とも正史を題材にした物語であると説明されています。


超時空要塞といえば『バルキリー』とヒロイン『リン・ミンメイ』。
バルキリーは実在する機体(F14トムキャット)に酷似した戦闘機がロボットへ一瞬にして変形するということは革新的であり、後のロボットアニメに強い影響を与えました。

そして、リン・ミンメイ。
今でも続くアニメの中にアイドルを登場させるパイオニアとなり、後に続くマクロスシリーズでも『歌』は重要なテーマとなっています。

特にTV版超時空要塞マクロスの実質的最終回の27話『愛は流れる』、劇場版超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかでは、歌と映像を一体化させた壮大な展開を見せます。

歌とアイドル、可変型ロボットバルキリー、主人公とヒロイン達の三角関係・・・当時としては、斬新な試みを次々と行った超時空要塞マクロス。
ガンダムと同じくロボットアニメファンなら押さえておきたい作品です。

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ウイングマンアニメレビュー


夢戦士ウイングマン DVD-BOX
出演:堀川亮 /川浪葉子 /渡辺菜生子 /山本百合子 /堀江美都子 /島本須美 /青野武
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『チェイング!』

アニメ大全集レビュー13

夢戦士ウイングマンは、1983年〜1985年まで週刊少年ジャンプで連載された桂正和のマンガ『ウイングマン』を原作としたアニメです。
アニメは、1984年から全47話放送されました。


●ウイングマンストーリー

変身ヒーローに憧れる中学生の主人公広野健太。
学特撮やアニメのヒーローに憧れ、自らも手製のコスチュームでオリジナルのヒーローキャラクター・ウイングマンになりきり、生徒たちの注目を集めている。
ある日、学校からの帰宅途中、頭上に突如現れた異空間から落ちてきた、謎の美少女アオイとノートを連れ帰ってしまう。
ノートに自作のヒーロー『ウイングマン』を落書きしたところ、本当にウイングマンに変身してしまう。
そのノートこそ、書き記された事を現実にする事のできる『ドリムノート』であった。
本物の超人ヒーローになる能力を身につけてしまった健太・ウイングマン、異次元からやってきたアオイ、後に結成されるウイングガールズの、悪の帝王との戦いを描く。



『100%のヒーローなんて〜、いるわけないのさ〜』

のエンディングテーマが印象的なウイングマンです。

ウイングマンは、『電影少女(ビデオガール)』『I"s』など主に『週刊少年ジャンプ』で活躍している桂正和の最初のヒット作品です。

特撮戦隊シリーズをアニメと融合させ、そこにラブコメ要素を加えています。
ヒロインとして描かれたアオイや美紅は、美少女を美少女を描かせたら右に出る者がいないと賞賛されている桂正和の画力の高さや、表現が作品に華を添え当時大ヒットしました。

ヒーロー戦隊、異次元、ラブコメと今まで組み合わせたことがない要素を見事にマッチングさせています。

普段の主人公がどこにでもいるようなというか少しマヌケな感じなのに、変身するとシャキッとするギャップの激しさも魅力の一つです。


ちなみに原作のマンガ版とは途中から違う展開でストーリーが展開し、ラストの終わり方も違う形になっているので、原作とアニメ両方を見比べて観るのも楽しいかもしれません。

戦隊ヒーロー、ラブコメが好きな人であれば特に楽しめるオススメ作品です!

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