BLOOD+(ブラッドプラス)アニメレビュ


BLOOD+ DVD
出演:喜多村英梨 /小西克幸 /吉野裕行 /矢島晶子 /大塚芳忠 /中田譲治 /辻谷耕史 /藤原啓治
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BLOOD+(ブラッドプラス)名言
『ナンクルナイサ』

アニメ大全集レビュー99

BLOOD+(ブラッドプラス)はProduction I.G制作のアニメ作品です。
2000年に劇場公開、およびゲーム化された『BLOOD THE LAST VAMPIRE(ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア)』の『少女が刀を使って翼手(人に擬態し、人間の血を喰らう異形の生物)を斬る』というコンセプトをそのままにし、キャラクター・ストーリーを一新して製作されました。
アニメは、2005年から全50話放送されました。
小説版や漫画版も出ていますが、多少内容が異なります。


●BLOOD+(ブラッドプラス)ストーリー

沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜(おとなしさや)は、一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父・宮城(みやぐすく)ジョージや義兄弟・宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。

しかし、そんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。
襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。
そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。
倒すべき敵、果たすべき使命が闘いの渦に彼女を引き戻す・・・。


 『BLOOD+(ブラッドプラス)』は、作品全体での謎があったり、実際の歴史と非常に関係が深く奥深い作品となっています。
翼手との戦いや小夜の出生の謎を追いながら、世界各国をまわって行くというワールドワイドなストーリー展開となっています。
大きく分けて、沖縄編・ベトナム編・ロシア編・フランス編・イギリス編・アメリカ編と、最終回までに6ヵ国を渡り歩きます。
人間の血液を栄養源にする翼手、長い眠りに就く翼手の女王、日光を浴びられないシフなど、吸血鬼をモチーフにした部分が幾つか見受けられる作品になっています。

また、『BLOOD+(ブラッドプラス)』では、複数の愛情、その中でも特に家族愛が全編を通して色々な形で登場してきます。
前半の沖縄編では、小夜と宮城ファミリーの家族愛が。
小夜が人間じゃないと分かっても、兄弟だと言うカイ・リク、そして小夜の正体(翼手の女王)を知っていて養子にし、実の娘のように可愛がっていたジョージ。
沖縄編のクライマックス、小夜を庇い、翼手に怪我を負わされるも最後の力を振り絞り、翼手を倒すシーンはとても素晴らしい場面です。
そして、小夜の腕の中で亡くなるジョージの姿は涙を誘います。
ジョージが死んだ後も、理想の父親として小夜やカイの思い出のシーンに登場、ジョージの口癖であった沖縄の方言『ナンクルナイサ(なんとかなるさ)』は、二人の心に深く刻まれています。

そしてもう一つの違った形の家族愛が、小夜の双子の妹であり、もう一人の翼手の女王・ディーヴァと小夜の関係です。
性格は子供のように無垢でありながら凶暴・残忍な面をも合わせ持ち、小夜の仲間、そして小夜の義弟・リクまで殺害するディーヴァ。
しかしその実、育った環境上、感情の表し方を知らず不器用ではありましたが、本心では誰よりも家族愛を、姉としての小夜を求めていました。

こうした家族愛、他にもシフなどの種族愛、そして日本刀を駆使したアクションシーンの数々、ベトナム戦争などの戦争やその傷跡など、『BLOOD+(ブラッドプラス)』は見所満載のアニメ作品です。

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ブラスレイターアニメレビュー


ブラスレイター DVD
出演:松風雅也 /伊藤静 /石塚運昇 /三宅健太 /立木文彦 /花澤香菜 /遠藤綾 /皆川純子
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ブラスレイター名言
『美しくないわ』

アニメ大全集レビュー93

『BLASSREITER』(ブラスレイター)とは、アニメ制作会社のGONZO(ゴンゾ)と、パソコン用ゲームソフトメーカー・ニトロプラスが展開し、テレビアニメ・漫画・小説から構成されるメディアミックスプロジェクトの総称です。
アニメは、2008年4月から全24話放送されました。
『BLASSREITER』とはドイツ語で、英語に直すと『PALERIDERS』、日本語に訳すと『青ざめた騎手(騎士)』となります。
これは、ヨハネの黙示録の四騎士の四人目を指していると思われます。


●ブラスレイター・ストーリー

近未来のドイツ市街。
その街では突如、死体が蘇り『デモニアック』と呼ばれる異形の姿となって人を襲う謎の事件が発生していた。

そんなある時、死体ではなく生きたままデモニアックへ自由自在に変化する者達が現れる。
彼らはその力を得たために人々から非難と好奇の眼差しで見られながらも、それぞれの思いを秘め、悪魔の力を行使する。

ある者は自分が信じる正義の為に力を使い、ある者は力に魅了され暴走し、ある者は野望実現の切り札として扱い、ある者は復讐の道具として力を利用する。

しかし、そんな思いとは裏腹にやってくる彼らに課せられた、あらがうことが出来ない残酷な運命。
それはデモニアックとなった者たち同士による、命を賭けたバトル・ロイヤルだった・・・。
 
 
 『BLASSREITER(ブラスレイター)』は、バイクアクションを中心としたスピード感溢れるアクションシーン、 海外ドラマのような物語の同時展開とミステリー要素、作品全体からテーマを強く感じることができるアニメです。
3DCGを使った立体感のあるデモニアックの姿、スモークなどに使われる発色豊かな映像はアクが強く、最初は違和感を覚えるかもしれませんが、観ているうちにその美しさに魅了されてくるはずです。
『ブラスレイター』のアクションシーンの圧倒的なスピード感や映像の美しさは、オープニングテーマの『デタラメな残像』からも伺い知ることができます。
まずは試しにオープニングだけを観て、本格的に観るかどうか決めてもいいと言える程、内容が詰まったオープニングシーンなっています。

ストーリの方は、『チャンプ』と呼ばれ、常勝無敗のレーサーとして無敵を誇っていたゲルト・フレンツェンの栄光からの転落と人間不信による葛藤、移民であるマレク・ウェルナーの周辺を取り巻く、いじめ・貧困・移民への差別など社会的弱者の苦悩を初め、ハードなストーリーが展開されます。
特に、マレク・ウェルナーの話しは、移民だからという理由だけで受けるいじめや偏見、差別が何とも暗く悲しい内容は、日本ではあまり見られない内容であることも手伝って非常に印象に残るシーンとなっています。

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紅アニメレビュー


紅 DVD
出演:沢城みゆき /悠木碧 /石毛佐和 /新谷良子 /升望 /真田アサミ /植田佳奈

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『わたしは一人で、おまえも一人。でも、一緒にいれば、ほら二人だぞ?もう寂しくないじゃないか』

アニメ大全集レビュー83

『紅』(くれない)は、スーパーダッシュ文庫刊の片山憲太郎・著、山本ヤマト・イラストのライトノベル、またそれを原作としたアニメ・漫画作品です。
同作者の『電波的な彼女』と社会背景や登場人物がクロスオーバーした、アナザーストーリーに位置付けられています。
アニメは、2008年から全12話放送されました。


●紅ストーリー

五月雨荘に住む主人公・紅真九郎(くれない しんくろう)は、駆け出しの揉め事処理屋を営む高校一年生。
彼はある日、恩人であり尊敬する大先輩の柔沢紅香(じゅうざわべにか)から幼い少女を守るという依頼を紹介される。
その少女の名は九鳳院紫(くほういん むらさき)、世界有数の大財閥の令嬢だった。
わがままで騒々しい彼女に振り回される真九郎だったが、そんな日々の暖かさに慣れ始めた頃、日常は突然に破られる・・・。


 『紅』の一番の特徴は、日本アニメでは珍しくプレスコで収録されている点が挙げられます。
プレスコとは、プレ・スコアリングの略で、セリフや音楽・歌を先行して収録する手法です。
アニメーション作成においては、その収録されたセリフや音楽に合わせて絵を描き作成します。
日本のアニメーションは、人手不足のため手間がかかるプレスコは行わず、アフレコ(アフターレコーディング)と呼ばれる、作成された画面にタイミングをあわせてセリフを収録する手法で取られています。(逆にアメリカではほぼプレスコで作成される)

プレスコの手法を取ったことで、キャラクターのセリフや動きが自然に描かれています。
声優陣の演技力の高さも手伝って、セリフがオーバーラップしたり、自然なテンポでのリアクションがうまく表現されてる他のアニメでは見られないリアルな作品になっています。
作画のクオリティも高く、背景画に至るまで奥行きを感じさせ、登場するオンボロアパートの壁など、質感すら伝わってくるほど緻密な描写がなされています。
キャラクターも一つ一つの挙動が丁寧に描かれており、ごく有り触れた日常風景の数々が非常にリアルな描写で描かれており、見る者を引きつけます。

また、原作の小説版では非日常的な描写が目立ちますが(真九郎が住む五月雨荘では戦闘が行えない、理由は不明。戦闘が街中で行われたり、銃を使用する。柔沢紅香が圧倒的に強いなど。舞台は日本ですが現実の日本とは違った設定)アニメ版ではこういった世界観やキャラクター設定を現実的な形に変更し、プレスコや作画などのリアルな描写が原作とは違った魅力を出しています。

特に『紅 第6話:貴方の頭上に光が輝くでしょう』の回で行われるミュージカルシーンは、これぞプレスコならでは!といった印象深いシーンになっています。

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スーパービックリマンアニメレビュー


スーパービックリマン DVD-BOX
出演:草尾毅 /柏倉つとむ /浦和めぐみ /山崎和佳奈 /西原久美子 /石森達幸 /緑川光
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『サイバーアップ!!』

アニメ大全集レビュー79

『スーパービックリマン』は、『ビックリマン』シリーズの外伝的展開シール『スーパービックリマン』を原作にしたテレビアニメです。
1992年から全44話放送されました。


●スーパービックリマンストーリー

聖魔和合の平和な時代からはるかに時をへだて、今再び天使と悪魔の戦いが始まった。

幾度となく続いた戦いは天使軍のヘッドたるスーパーゼウスが敗退した事で悪魔軍の大勝に終わる。
悪魔軍の侵攻により天聖界を追われた天使たちは、お守り住む天地球を逃れ、悪魔達と戦いながら10年がたった。
疲弊しきった天使達であったが、彼らには微かに希望は残っていた。

それはゼウスから魯人フッドに託された少年フェニックス、彼は伝説の英雄アンドロココの力を受け継ぐ戦士であった。


 スーパービックリマンは、今までのビックリマン世界とは違った世紀末SFファンタジーアクションの世界観、また作品に登場するキャラクターが五〜六頭身に変化するなど、二頭身だった前作までのビックリマンに親しんだファンの中には、違和感を覚える人たちも少なからずいました。

スーパービックリマンの大きな特徴は、戦闘に入る際に『サイバーアップ!!』と叫び機械的なプロテクターを装着すること。
また、セントフォース・デビルフォース(超聖理力・超魔力)という理力という特別の概念に見られること。
『理力』やそれを使った『必殺技』、『プロテクター物』など『聖闘士星矢』のような世界観。
ヒーロー物に徹しコミカルさをなるべく排した非常にハードなストーリーと、今までのビックリマンとは一線を画した作品になっています。

また、セールスが振るわず打ち切りとなり、未完となった原作のシールや漫画とは違った、あまりにショッキングで衝撃的なアニメ版のラストは、ファンの間での賛否両論が今でも起こっています。
アニメの結末は独自の解釈で描かれたためか、公式には認めていない節もあります。(ビックリマン2000以外での関連性を明確にしておらず、パラレルワールドの一つとして正規時間軸に組み込まれないという見方が強い。)
後に発表される『ビックリマン2000』は、スーパービックリマンのアニメ最終回において創造された世界の、さらにはるかな時を経た時代の世界が舞台であることが判明しています。


前作までのビックリマンと、スーパービックリマンでは作風がまったく違うにもかかわらず、どちらのビックリマンも好きというファンが多く、『ビックリマンは全部見たが、スーパービックリマンが一番おもしろい』という評価をしているファンも少なくありません。
シリアス路線、美形揃いのキャラクター、『サイバーアップ!』や必殺技による前作よりも戦闘やアクションを強化した点、また装着したプロテクターのディテールのカッコ良さ、作画の美しさなどが受け、女性ファンやそれまでのシリーズと違ったファンも獲得しています。
ビックリマンシリーズの中で、一番カッコイイ作品といえば『スーパービックリマン』であることは間違いありません。

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ルパン三世アニメレビュー


ルパン三世 DVD-BOX
出演:納谷悟朗 /小林清志 /増山江威子 /山田康雄 /井上真樹夫 /島本須美
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『また、つまらぬものを斬ってしまった』

アニメ大全集レビュー72

『ルパン三世』(ルパンさんせい)は、『漫画アクション』に連載されたモンキー・パンチ原作の漫画、およびアニメ作品、ならびに主人公の名前でもあります。
アニメは、
1971年に『ルパン三世(TV第1シリーズ)』が全23話
1977年に『ルパン三世(TV第2シリーズ)』が全155話
1984年に『ルパン三世 PartIII』が全50話それぞれ放送されています。

また、2008年現在でも続編(TVスペシャル)が定期的に製作され続け、劇場映画ならびにTVスペシャルの視聴率は常に20%前後の高い数字を記録している根強い人気作品です。


●ルパン三世ストーリー

狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒・ルパン三世。
彼はあの有名な怪盗アルセーヌ・ルパンの孫である。
早撃ち0.3秒のクールなガンマン・次元大介、得意の斬鉄剣でこんにゃく以外はどんなものでも真っ二つにできるサムライ・十三代目石川五ェ門、時には味方、そして時には敵、謎の美女・峰不二子たちと共に、ルパン逮捕に執念を燃やす警視庁の銭形警部などの強敵を相手にしながら、今日も華麗にお宝を頂戴するのだった。


 ルパン三世といえば、いまやどの世代でも知らない人はいないのではないか?というほどに、アニメ殿堂入り作品と言っても過言ではない有名なアニメ作品の一つです。
また、初期のルパン三世ではあの宮崎駿、高畑勲の両名が制作に参加しています。
宮崎駿に至っては、後年に制作された劇場版『ルパン三世 カリオストロの城』の監督を務め、その卓越した演出やレイアウトはその後のアニメ業界にも多大な影響を与えることとなりました。
スタジオジブリの作品を含め『ルパン三世 カリオストロの城』を、宮崎駿作品の最高傑作として挙げる人も少なくありません。

ルパンをはじめとする、個性的で魅力的なキャラクター達が彩る世界観やストーリーが幅広い層に受け入れているのと同時に、ストーリーによって変わる、コメディ・アクション・SF・ファンタジー・ミステリー・サスペンスといった娯楽要素のすべてをつめ込んでいる展開は世代だけでなく、ジャンルの壁も越えて幅広く支持されている作品です。

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エンジェル・ハートアニメレビュー


エンジェル・ハート DVD-BOX
出演:神谷明 /川崎真央 /伊倉一恵 /麻上洋子 /玄田哲章 /小山茉美

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『自分の大切な者を守るために何か理由がいるのか? 』

アニメ大全集レビュー47

エンジェル・ハート (Angel Heart) は、週刊コミックバンチ(新潮社)に連載されている北条司のマンガ作品、及びこれを原作としたテレビアニメ作品です。
略称は『A.H.』。
北条司の代表作『シティーハンター (C.H.) 』を、家族愛をテーマとしてリメイクし、同作のパラレルワールドを描いています。

アニメは、2005年より全50話放送されました。


●エンジェル・ハートストーリー

台湾マフィアに殺人マシンとして養成された少女・香瑩(シャンイン)のコードネームは『グラス・ハート』。
暗殺は彼女の心を蝕み、とうとう彼女は自ら死を選ぶ。
だが組織は、強奪したドナーの心臓を移植し、彼女を生かす。
それが、『シティーハンター』冴羽リョウの最愛のパートナー、槇村香の心臓とも知らずに。

1年後、意識が戻り、長い昏睡から覚めたグラス・ハートは、組織を脱走。
香の心臓を移植したことにより、グラス・ハートと呼ばれたシャンインの心に感情が生まれたのだった。
香の心臓に導かれ、新宿でついに『グラス・ハート』シャンインと『シティーハンター』リョウの二人が出会うのだった・・・。


 エンジェル・ハートの冒頭で『シティーハンター』のヒロインである香が死んだことに連載当初は大きな反響が起こり、エンジェルハート単行本1巻において、本作品は『シティーハンター』の続編ではなくパラレルワールドであるという作者のコメントを掲載することでやっと騒動が収まりました。
シティーハンターという作品が、多くの人に愛されているというのを認識させられた一件です。(人気がなければそもそも騒動すら起こりませんから)

エンジェル・ハートは、パラレルワールドを描いたリメイク作品である為、登場人物などの設定にはシティーハンターから変更された部分と引き継いだ部分とが混在しています。

引き継いでいる部分についてはリョウの性格などほぼそのまま継承されている物だけではなく、『姿形は変われど、ファルコンとミキ(美樹)が出会い、堅い絆で結ばれる』といった形を変えながら引き継がれている部分もあります。(ちなみにアニメ版の声優はシティーハンターに出てきたキャラはそのまま同じ人です)
エンジェル・ハート単独でも作品を成立させながら、シティーハンターとエンジェル・ハートの双方を観ることによって作品に奥行きが生まれる心憎い演出がされています。

また、シティーハンターと同様、新宿を主な舞台とした現代劇であるため、時代設定は10年程の開きがあります。
この為、シティーハンター時には無かった携帯電話が登場するなど、背景となる社会設定は大きく変わっています。
またリョウの口から老眼という言葉が出て来ている事から分かるとおり、この時代設定の開きと同じだけ登場人物達も年齢を重ねている模様です。


前述したとおり、エンジェル・ハートは家族愛をテーマとしており、シティーハンターよりもホロリとくる話しが多いです。
言うならば、リョウのカッコよさにしびれるシティーハンター、シャンインを中心とした家族愛にホロリとくるエンジェル・ハートというところでしょうか。

エンジェル・ハートにはエンジェル・ハートの魅力が、シティーハンターにはシティーハンターの魅力があり、さらに両方を観るともっと楽しめる、まさに2度おいしい作品です。

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キャッツ・アイアニメレビュー


キャッツ・アイ DVD-BOX
出演:戸田恵子 /藤田淑子 /坂本千夏 /安原義人 /内海賢二

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『キャッツだ!!!』

アニメ大全集レビュー46

キャッツ・アイ (CAT'S EYE) は、北条司により週刊少年ジャンプにて連載されたマンガ作品、及びこれを原作とするアニメ作品です。
アニメは、1983年から第一期『キャッツ・アイ』が全36話
1984年から第二期『キャッツ・アイ second season』が全37話放送されました。


●キャッツ・アイストーリー

予告状を送りつけ、華麗に美術品を盗みだす怪盗キャッツ・アイ。
犬鳴警察署の刑事・内海俊夫(うつみとしお)は、キャッツアイの逮捕にことごとく失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。

俊夫は恋人の来生瞳(きすぎひとみ)と、その姉妹である泪(るい)と愛(あい)の三姉妹が経営する喫茶店『キャッツ・アイ』でいつも愚痴をこぼしていた。
しかし実は来生三姉妹こそ、謎の怪盗キャッツ・アイだったのだ。
彼女たちの目的は、ハインツという有名な画家の作品や遺物を盗み出すこと。
ハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった・・・。


 キャッツ・アイは、シティーハンターなどで有名な北条司のデビュー作として、日本だけではなく、アジアやヨーロッパ諸国でも放映され、特にイタリアやフランス、フィリピンやドイツで高い人気を誇った作品です。

第1期キャッツ・アイの杏里が歌う主題歌『CAT'S EYE』は80万枚という大ヒットを記録し、アニメ番組にアニメ歌手でない一般歌手がタイアップするはしりとなりました。
また、原作の良さを生かしてアニメーションを作成しているのが良くわかり、キャラの動きやポーズは秀逸です。
エンディングでは第1期・2期キャッツ・アイともに、来生3姉妹が歌に合わせてダンスをするものになっていました。

ドラマに負けないエンターテインメント性と、高いクオリティのアニメーション、今なお色褪せないストーリー構成とテンポの良さは必見です!

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シティーハンターアニメレビュー


シティーハンター DVD
出演:伊倉一恵 /神谷明 /玄田哲章 /麻上洋子 /鷹森淑乃 /小山茉美

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『俺が依頼を受ける時、それは心が震えた時だ』

アニメ大全集レビュー45

シティーハンター(CITY HUNTER)は、北条司により週刊少年ジャンプに連載されていたマンガ作品、及びこれを原作としたアニメです。

アニメは、

シティーハンターが1987年から全51話
シティーハンター2が1988年から全63話
シティーハンター3が1989年から全13話
シティーハンター'91が1991年から全13話

と、テレビアニメとしては4度のシリーズ化と3度のスペシャルが放映、またアニメ映画としては3本が上映されています。

また、シティーハンターのパラレルワールドとして、『エンジェル・ハート』 (Angel Heart) が、2001年より『週刊コミックバンチ』(新潮社)誌上において連載されています。


●シティーハンターストーリー

最高の銃の腕を誇る伝説のスイーパー『シティーハンター』。
依頼方法は新宿駅東口の伝言板に『後が無い』という意味を込めた『XYZ』という暗号を書くこと。
冴羽リョウと槇村香のコンビが、美女を中心とした様々な問題を抱えた依頼人達(リョウが基本美女の依頼しか受けないため。心を動かされる事情があった場合、相手が男性であっても依頼を受ける)の問題を解決する。


 シティーハンターは、原作・アニメ共に終了して随分と経ちますが、今でもたまに駅掲示板に『XYZ』の落書きを見かけることからも、作品の根強い人気がうかがえます。

シティーハンターの魅力といえば、主人公・冴羽リョウのカッコよさをあげる人が多いと思います。
普段はボーっとして、大喰らい、女好きで軟派でスケベ、美女を見ると即座に本能が働き『もっこり』、手を出そうとして相棒の香に100tハンマーで殴られるちょっと悲しい三枚目。
しかしその実体は、愛銃コルト・パイソン357を片手に依頼は確実にこなし、新宿のみならず世界中の闇社会でNo.1と噂される超一流のプロのスイーパー(掃除屋・始末人)。
真剣になった冴羽リョウは、女だけじゃなく男から見てもカッコいい!というこのギャップがたまりません!

アニメで冴羽リョウ役を演じた神谷明も、冴羽リョウが今まで演じた中で一番好きなキャラクターだと公言していました。
また、神谷明は立ち上げた事務所に、冴羽商事という名前を付け、事務所のホームページには冴羽リョウのイラストも使っているほどです。
男からも女からもこれほど愛される主人公はなかなかいないのではないでしょうか?


リョウのコルト・パイソンが火を吹き、香の100tハンマーがうなる、80年代を代表するアニメ『シティーハンター』観ないわけにはいきません!

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フルメタル・パニックアニメレビュー


フルメタル・パニック DVD-BOX
出演:雪野五月 /ゆかな /関智一 /三木眞一郎 /大塚明夫 /木村郁絵 /根谷美智子 /西村知道
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『肯定だ』

アニメ大全集レビュー19

フルメタル・パニックは、富士見ファンタジア文庫から刊行されている賀東招二のライトノベル(小説)を原作とするアニメです。

2008年4月現在原作のライトノベルは、長編10巻・短編10巻刊行されています。
『このライトノベルがすごい! 2008』では作品部門ランキングで1位となりました。


アニメでは

2002年に『フルメタル・パニック!』が全24話
2003年に『フルメタル・パニック?ふもっふ』が全15話、DVDでは全17話
2005年に『フルメタル・パニック! The Second Raid』が全13話

と3度アニメ化されています。


●フルメタル・パニックストーリー

特殊部隊『ミスリル』(いかなる国家にも属さない、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織)に所属する主人公相良宗介(階級は軍曹)。

宗介は、生れ付き特殊能力を備えた人間であり、その能力を欲する組織から狙われているヒロイン千鳥かなめの護衛をするため彼女の高校へに通うことになる。

しかし、幼い頃から戦場知らない宗介は、現代日本の常識という物が全く欠落しており、壮絶なるカン違いにより護衛どころか逆に校内を混乱に巻き込むことに・・・。


フルメタル・パニックは、『千鳥かなめがおくる普通の学園生活』に『相良軍曹のバリバリ軍人生活』が飛び込んでくるという、 学園ラブコメと戦争というまったく繋がらないものを組み合わせた非常に斬新で、振り幅の大きい作品です。

宗介の戦争ボケはかなり激しく、かなめを護衛するためかなめと同じ女子ソフトボール部に普通に入部しようとして袋叩きに遭ったり(男子が入部できないと知らない)、かなめが電車のドアが閉まる瞬間に電車から下車したため、追跡するため走り出した電車の窓から飛び出したりとにかくハチャメチャです!(しかもそれを見ていたかなめに声をかけられても『千鳥?偶然だな』と真顔で答える始末です)

フルメタル・パニックは20世紀末の現実世界に準じた世界を描いていますがところどころで歴史が違います。
まず、大きく違うところは、1980年代に実際にあった時の大統領、ロナルド・レーガンによって推し進められたアメリカのSDI計画(戦略防衛構想)においてアーム・スレイブ(人型兵器)が完成しています。

その影響のためか、ソ連が崩壊しておらず今だ冷戦状態が続いている。
中国が南北に分断されて統治されている。
北朝鮮の経済が回復してきている。
湾岸戦争が引き金となって、第5次中東戦争が勃発。
ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わる。
ソ連がアフガニスタンに再侵攻を行う。結果、アフガニスタンがソ連の影響下に置かれ、フルメタル・パニックの世界ではタリバン政権が存在しない。

政治的なところ以外では、『スタンド・バイ・ミー』で知られていて、1993年に死去している俳優リヴァー・フェニックスが生存している。
そのため、彼が出演していて実際には1作目しかない映画スニーカーズに続編が出来ている。


などなど、フルメタル・パニックを楽しむ上では、こうゆう歴史のifを楽しむのもいいかもしれません。

⇒フルメタル・パニック!DVDアニメレビュー・口コミ
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灼眼のシャナアニメレビュー


灼眼のシャナ DVD
出演:釘宮理恵 /日野聡 /江原正士 /川澄綾子 /櫻井智

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『炎髪灼眼の討ち手 シャナ!』

アニメ大全集レビュー6

灼眼のシャナは、電撃文庫から刊行されている高橋弥七郎のライトノベル(小説)を原作としたアニメです。

原作のライトノベルでは、2008年4月現在、本編16巻・短編2巻が刊行されています。
シリーズ累計600万部を達成した大ヒット作品!
作者いわく、『燃えと萌えの痛快娯楽アクション小説』らしい。

灼眼のシャナアニメは
第一期シリーズ、灼眼のシャナが2005年から全24話
第二期シリーズ、灼眼のシャナU(セカンド)が2007年から全23話放送されました。


●灼眼のシャナストーリー

御崎市(架空の都市です)で普通な生活を過ごしていた高校生、主人公坂井悠二。

彼は『燐子(りんね)』と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、そこでヒロインであるシャナと出会うところから始まる物語です。(ちなみにこの時点ではまだシャナには名前がありません)

シャナいわく、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって『紅世の徒(ぐぜのともがら)』(燐子は紅世の徒の家来です)から狙われるようになった悠二を護る様になる。


灼眼のシャナを始めて観たときは、ヒロインであるシャナの低身長も手伝って(なんと141cm!?)萌え系の学園アニメなのかな?って誤解していました。(小説も読んだことがなく、ちょうど私が観たときは学校のシーンだったので)

ただアクションシーンを観てすぐにそれが間違いだと気付きました!
アクションシーンのクオリティの高さは絶品です!
特にシャナが飛ぶようになってから戦うようになってからは、更にアクションシーンのかっこよさが増しているように思います。

灼眼のシャナのジャンルに分けるなら、学園ものというより格闘ものとした方が個人的にしっくりきます。それほど灼眼のシャナと言えばアクションのイメージが強いですね。
もちろんアクションシーン以外も決してクオリティが低いわけではありませんので。

萌え系が苦手だという方も、逆にアクションものや格闘ものが好きだと思う方にも十分楽しめる作品だと思います。
もちろん、萌え系が好きな人にも楽しめます。

まさに作者の言うとおり、『燃えと萌えの痛快娯楽アクションアニメ』です!

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